気分やさんの気ままなブログ

【7年間で変わったことと変わらないこと】

【連続投稿48日目 1569投稿目】

【作成日時:5/6 16:16~18:21、125分】

 

 もう行ってから20日経ってしまいましたが、4月の中旬に東北に行った時のことを書こうと思います。

時系列が前後してしまいますが、1日目の山形県の天童に行ったことより先に、2日目からのことを書きます。

2日目は素泊まりした気仙沼から出発して岩手県陸前高田市の広田町に行きました。

先月の振り返りの時の説明と重なりますが改めて説明すると、大学時代の社会人になる直前の春休みに行った場所です。

itasan-kibunyasan.hatenablog.com

その活動は、大学生でチームを組んで1週間現地に泊まって地域の方と交流して過ごし、地域のためにできることを考えて取り組むという短期復興支援プロジェクトでした。

広田町を訪れたのはその7年前の時っきりとなっていて、何年か前からまた行けるタイミングがないか考えていました。

ですが名古屋から岩手県に行って思う存分滞在して来ようとすると最低でも3日間は要するので、実行には至らずとなっていました。

そう考えると今は働いていないことで時間が有り余っているのでまとまった時間を取りやすい状態です。

しかしその一方で、なんだかんだ固定の予定が生まれて、仕事を辞めてからの1年間の内に週2日は予定がある生活になりました。

その上、休日は休日でワークショップをやったりイベントに参加したりと何かと予定が入ります。

そう考えると見立てとしてどう考えてもこの先、まとまった時間を取るのは難しくなり、かつ金銭面も考えると今が一番行ける可能性があるのではないかと思ったのです。

といった条件面だけでなく、なんとなくこれから自分が目指そうとしている、目に見えない価値を探っていくことのヒントがあの地域にあると感じていたのです。

ということで思い立ったのでした。

 

 頼りにできたのは、7年前に活動した仲間の中に広田町に移って過ごしている人がいたことです。

広田町の中で行きたかった根崎という場所になるのですが、そこでその人が宿泊可能なシェアハウスをやっていたので、泊まり先も確保できて、かつ公共交通機関で移動できるメドも立てられました。予算的にもいい感じで。

 

 久しぶりに行って何を満喫しようとしたかというと、1つは自然・景色です。

気仙沼からのことも書きますが、バスでの移動だったので外の景色を見ながら陸前高田まで行きました。

7年前はこのバスの路線もなかったように思います。

新しい道もできていましたし、震災があって大量に置かれていたゴミもほとんどなくなっていました。

さらに陸前高田市街にはコンビニもあれば文化会館ホールなど地域の施設がいくつかあったり、学習塾もできていました。

来た時にこのような光景を見て、少なくとも落ち着きは得られたのだろうなと安堵しました。

逆に広田町の方のかつての豊かな自然が失われてしまっていないかと気になったのですが、いい部分は変わらず残っていました。

投稿の終わりに写真も載せています。

桜もきれいに満開したという話も聞きました。

ちなみに7年前とは違って完全に1人で動いていたので、行ったことのないところもいろいろ歩いてみました。

歩くことは好きなもので、道路の舗装がされていないところも進んでみたり。

2日目については記憶の残っている限りでマップで確認してみたら約12キロ歩いていました(笑)

googleマップで見当たらなかったところもあるのでもう少し歩いている気もするので13キロぐらいにはなっているのではないでしょうか。

ちなみにこれほどではないですが、1日目もある程度は歩いたので、2日合わせて広田町内で20キロは歩いたことでしょう。

案の定、春でありながら汗もかいたり筋肉痛になり、家に帰ったら母からは焼けたと言われました。

しかしそんなことはどうでもいいほど、さらに広田町のことを知ることができました。

 

 そしてもう1つしようとしていたことは、お世話になった人に再会することでした。

それについても仲間に行きたい家を伝えて、住所を教えてもらっていました。

7年も経ったので、僕たち以外にも多くの学生をもてなしているので覚えていないでしょうし、それ以上に元気に過ごしているかも分かりません。

楽しみな気持ちよりも不安の方がはるかに大きかったです。

ですが2日間で無事に会いたい方には全員会うことができ、7年前と変わらず迎え入れてくれました。

「お茶っこ」と言っていますが家に上がらせてもらってお茶をしながらゆっくりお話しできました。

7年前のことを思い返したり、今の町の様子も聞けました。

しかし、それだけでなく僕の話も聞いてもらいました。(まぁ、そりゃあ平日に遠くから来ているのだから気にされるのは当然でしょうが)

今何をしているかも話したのですが、不思議に思えたのが普段話さないことを話したことです。

自分の家、家族のことを話したのです。

普段も別に話すことを拒絶しているわけではないですが、僕から話すことはないので聞かれない限り話はしません。

ですが、ここに住む人とは話すことになるというのが不思議なところだなぁと感じます。

おそらく集落文化の生活が根付いている上に震災があって家族の大切さを強く抱いていること、高齢化が進んで地域の存続危機が迫っていることも大きいでしょう。

・・・それにしても町のある人からの「今度は連絡してからおいで」はまだいいですが、別の人からの「今度は女を作ってから家族とこっちに来い」はかなりの難題をもらいました(^ ^;)

一方で、今回で知り合った方もいました。地域の周遊バスに乗った時は僕しか乗っていなかったので運転手さんと話をしながら来ました。

また、散歩している時に声をかけられて長い立ち話をしました。

「んだんだ」を初めて聞きました(笑)

やっぱりまだほかにもいろんな人がいる場所だなと思いました。

 

 仙台で会う約束をした人がいた関係で滞在3日目の朝に出たのですが、駅まで行くのも会った人に送ってもらいました。

突然行ったものでありながらそこまで助けてくれるので本当にうれしい場所です。

なかなか行こうとしなければ行けない場所ですが、直接行ってみることでしか感じられないことがあると思うので、ぜひ行ってみてください。

 

 

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