気分やさんの気ままなブログ

【大切なのはSDGsという言葉ではなく言語化までに思い描いたもの】

 実は昨日の投稿からですが、一昨日の『言葉のズレと共感幻想』とつながる内容を意識して書いています。

もしよければこちらから読んでみてください。

itasan-kibunyasan.hatenablog.com

 

 1週間ほど前にワークショップのイベント「宇宙船地球号ミッション!」の振り返りをしました。

itasan-kibunyasan.hatenablog.com

このイベントはSDGs(持続可能な開発目標)が念頭にありました。

そしてそのSDGsには17の目標設定があります。今回のイベントに向けての打ち合わせの中では4番の「質の高い教育をみんなに」という目標が掲げられていました。

 

 ただ僕自身がSDGsというものの知識があるかというとほとんどさっぱりです。

掲げていることが10個以上あって1つ1つの目標に色がついていてきれいなものだねー、ってくらいです。不勤勉な(笑)

このイベントを機に目標が17個あるということを覚えましたし、今SDGsを調べてみて1つ1つの目標にさらにターゲットがあることを初めて知りました。

www.unicef.or.jp

別にSDGsが悪いものだとは思っていません。

ですが、学校のテストのごとく覚えるものではないとは思うのですよね。

だから自分からは深めようとはならないのかなと思っています。

 

 もう1つ思っていることは、この17個の目標が1つ1つ個別となっていることについてです。

はたしてこれらは独立しているものなのだろうかと思うのです。

複数の目標が組み合わさるということはもちろんあるはずで、複数を掲げてられていることもあるでしょう。

ですが組み合わせるというものでもなく、本来は境界もない、1つの連続的なものであるように思うのです。

この話でちょうど参考になる話が「ティール組織」の話です。

ちゃんと理解しているわけではないですが、「ティール」は1つの色のことです。

そして組織の状態はほかにもレッドやアンバー、オレンジなどがあると言っていて、それは色の段階が異なっても共通な要素もある、そして連続的であるというものです。

知り合いの人がラジオで話していたので僕も知ったのでそちらを貼っておきますね。

時間としては長めですが、カラーごとの組織状態も説明があります。

そしてグラデーションとなっていて連続的であるという話は残り5分のところからされています。

stand.fm

このティール組織と同じように個々の要素が独立している離散なものではなく連続しているものではないかと見ています。

・・・ちなみに昨日の「好き」と「得意」の投稿にあたって画像を探していたらこのような画像が見つかりました。

この画像がどこまで厳密に表そうとしているかにもよりますが、4つともは領域として独立しているのかと疑いたくなりませんか?

それに4つの要素が重なっていなければそれは生きがいではないのか、とか。

 

 話が脱線しましたが、ではSDGsとして17個の要素に分かれていることは無価値かというと、それはちがうと思います。

それはここまでの話は僕個人の中での話だからです。

自分以外の人と将来の世界の在り方を語り合い、目指す方向性をそろえていくためにはSDGsであり要素を個別化してかかげて共通認識を図ることが求められるでしょう。

 

 ですがここまでのことから意識するべきことも見えてくるのではないかと思います。

それは将来の世界の在り方を思い描く方が先にあってSDGsというものが後にできているということ、そして思い描いていたものが生データでSDGsが編集されたものであることです。

これを忘れると、一見機微なことのようでなぜこのように考えたのかというスタートを見失うことになるように思います。

 

 たまたま例としてSDGsを挙げましたが、これは言語化されていることすべてに言えることだと思います。