【らくだプリント 小4-33】
約分がない範囲でできる分数の話が終わったということで、約分の問題になりました。
こうして1枚ずつプリントを進めては振り返りをしつつしてきたからこそなのでしょうが、このプリントで意外に思ったことがあります。
それは約分の説明に関してです。
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以前にも書きましたが、このらくだプリントは水道方式の教材の特徴も併せ持っていて、タイルという面積での説明が分数の導入のところにありました。
これは数量感覚を育むことにつながることだと思っているのですが、であればこの約分でこそ活きると思うのです。
例えば「2/4=1/2」であれば面積で考えると上のような関係になっているわけです。
だから2/4と1/2が等しいということが、同じ数で割るものだという法則的な理屈抜きで説明がつくのです。
ですが面積の説明なしに約分の説明が書かれているだけであるということは、そこまで教える必要はないということなのかもしれませんね。
あともう1つ考えられるのは「わかる」よりも「できる」を重視していることにあるかもしれません。
「わかる」と「できる」の違いについては以前に書いたこちらを読んでもらえたらと思います。