気分やさんの気ままなブログ

【「人生を経営する」を改めて考えた経営ゲーム塾(後編)】

【連続投稿76日目 1715投稿目】

【作成日時:10/1 16:37~17:53、10/2 16:10~17:09、135分】

 

 さて昨日は、先週末に行った経営ゲーム塾の参加者の感想を紹介しました。

itasan-kibunyasan.hatenablog.com

いろんな経験具合の参加者が集まっていたからいろんな感想が集まりました。

ぜひ先に昨日の投稿に目を通してもらえたらと思います。

 

 それでは僕の視点から振り返ってみようと思います。

 

「感覚の世界」と「アタマの世界」

 参加者に配るようにと毎回、おみやげの読み物を用意しています。

今回は、わかることを「感覚の世界」と「アタマの世界」の2つの側面から考え、2つの世界の関係性についての僕の考えを書きまとめました。

実は開始最初の時点では参加者が直前で何人か変化したこともあって今回はこれの配布は止めようと考えました。

経営ゲームでの実例を紹介していることもあって書かれている内容を読み取るのが難しく、配ってもあまりピンとこないのではないかと思ったのですよね。

しかし参加者が本番の経営ゲームを取り組んでいた時の様子を見て、やっぱり配ることにしました。

細かい話が理解できるかどうか以上に、経営ゲームに取り組んでいる時の様子で際立っていたのが読み物の中の「アタマの世界」の面だったのです。

参加者の感想で「むしろもっと頭使って判断しなきゃいけないのに...と思うくらいだった。」と書いている方もいましたね。

・・・ですが僕がこの読み物で伝えようとしていたのは真逆のことなのです。

この経営ゲームは感覚から入って、それをアタマが補って手助けするということによって理解が深まるコンテンツです。

そして感覚→アタマと理解を深めるのは、この経営ゲームに限らず実際の会社経営、それ以外のあらゆることにも当てはまる、ということです。

ちょうど経営ゲーム制作者の嶋崎喜一さんが【信じる力】という見出しをつけてこのような投稿をされてもいました。

 

 ・・・それにしても経営について、なぜこれほども自分の感覚から掴もうとするよりもアタマで考えることが先行してしまっていることとなってしまったのでしょうね?

ましてや世に出回っているノウハウは自分でなく他人のものですし。

そのノウハウも省かれたプロセスあってのことなはずですからね~。

今回のこの読み物については改めて配って、参加者とじっくり話し合ってみたいです。

 

「人生を経営する」を改めて考える

 結局今回のために用意した読み物を配ることにしましたが、開始時点で代わりに考えていたのは初参加の人に配っている「人生の経営を学ぶ」とタイトルを付けたものを全員に配って話そうと思っていました。

最終的には今回の読み物と合わせて全員にこれも配りました。

こちらの内容については1年半ほど前の経営ゲーム塾の振り返りの中で全文紹介していますのでご覧ください。

itasan-kibunyasan.hatenablog.com

この話も「感覚の世界」「アタマの世界」の話につながるものになります。

経営ゲームの正式名称は「トータルゲーム」であるように、経営とは様々な要素をあらゆる見方から観察をした上でバランスを取りながら意志決定をすることだといえると考えています。(もちろんほかの言い表し方もできますが)

この中で見方を見つけ出すことやバランスをつかむことの起点は感覚からなのですよね。

それからバランスには距離感も含まれているかと思います。

自分とある要素の距離感が近いと、その裏では必ず何かとの距離感が遠くなっているでしょう。

であればその遠くなっているものとの距離を近づけると、近かったものとは距離が自然と取れます。

それをこと細かに行うことで全体の調和がとれる、経営がうまくいっている状態となるのです。

ですから経営の目的語は会社・企業にとどまらず「人生」までもが当てはまるのです。

 

まず自分の軸をもつ

 バランスを取る上で距離感が大切なわけですが、距離感を正しく捉えるためには自分を理解するということがとても大切になります。

自分が名古屋に東京にいるかでは、三重県まで行く話が全然変わりますよね。

距離も違いますし移動手段も変わりますし。

ですから経営ゲームにおいても生きる上でも自分の軸をもつということは非常に大切なことです。

まず自分のことを知るからこそ今の自分にどれだけの余裕があり、周りの人に余裕の貯金を分けてあげることができるかも見えてきます。

経営ゲームの中でも見られましたが、余裕ないのに誰かを助けようとすれば自分が破局を迎えてしまいますし、余裕がなくなってくるとできていた相手への気遣いができなくなっていますからね。

そもそも何が正しくて何が正しくないかの判断軸が自分の中で持てていないということでもあるのですよね。

最初の話のノウハウを鵜呑みにすることにもつながっていそうに思います。

2人版なので相手から受ける影響はもちろんありますが・・・。

経営ゲームでいうとやっぱり最終的には他者の力を借りず1人版ができるかどうかなのですよね。

この自分に軸を置いた上で取り組むようになるということが、最近の経営ゲーム塾で特に考えていくようにしたい部分だったりします。

それは孤独でもあるかもしれませんが、孤立ではないのですよね。

なんかやり方をもうひと工夫できないものかな~。

 

 

 今回の振り返りはいつも以上に長くなってしまいましたかね(^ ^;)

振り返りを書いている途中で僕が経営ゲーム塾のファシリテーターを務めた回数を確認してみたところ、実は今回がちょうど20回目でした。

そういう点では今回はいろんな経験具合の人が集まったということにひとつの節目のようにも感じます。

その上で次回の経営ゲーム塾がどのようになるか、今から楽しみに思っている自分がいます。

次回は11/17(日)13:00~17:00に行います。

よければどうぞご参加ください!

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今後のイベント予定

11/17(日)13:00~17:00 経営ゲーム塾B @寺子屋塾 

12月(日程調整中)10:00~17:00 ワンデイ経営ゲーム塾 @寺子屋塾 ※経験者限定 

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