【連続投稿146日目 1484投稿目】
【作成日時:2/11 17:43~18:25、42分】
2/7に金山の都市センターで「コミュニティコーピング」というボードゲームの体験会に参加しました。
平日の方が時間が取りやすい僕としてはありがたい企画でした。
今回の企画は以前、大曽根で開催された「大曽根まちそだて会議オープンセミナー」での講師やサポーターを務めていたお2人が開かれたものでした。
itasan-kibunyasan.hatenablog.com
ですので誘いが来たので参加しました。
今回は超高齢社会を体験するボードゲームでした。
ある地域の6つの地区に次々と発生する高齢社会の問題を5人で協力して解消していき、10年間(10周)維持するというゲームになっています。
今回初めてやったボードゲームでしたが、経営ゲームにも共通する部分があるなと思いました。
たとえば高齢社会の問題は各プレイヤーの手番の最初にカードを引くのですが、それがどの地区での問題かというのはカードに書かれていて決まっています。
TG-EでいえばちょうどA~F市場と個数も一致していますね。
また、後半からはイベントカードが登場して、毎年1つイベントが起こります。
そのイベントは悪いことばかりではなくラッキーなこと、どちらでもないこともあり、まさに状況変化です。
そして毎手番でやれることも悩みの情報開示である「コーピング」、悩みを解消できる人(手段)を集める「つながり」、問題を解消する「処方」の3つがあり、自分で選択します。
また、1年の中でもこのタイミングでは何をした方がいいかということを考えることも共通していました。
実際たまたまでありながら驚くことに、参加者の中に経営ゲームを詳しく知っている方もいらっしゃいました。
経営ゲームとの共通点を見出せたこともですが、僕としてはやりやすい類のゲームだったと感じました。
このゲームは未解決の問題がいずれかの地区に5つ以上溜まってはいけないと、ゲームオーバーの条件が明確でした。
それは裏を返せばそのようになりさえしなければいいという考え方ができるのです。
すると悪くない手を講じることが大切となってくるのです。
そして最悪のケースを先の先まで読むことで想定外の致命的な事態は免れます。
言い換えるとリスク管理です。
普段からワークショップや何かをする時に意識的に考えていることがこの悪くない手とリスク管理です。
それさえ満たしていればという「どうとでもなる」状態にできるように考えているのです。
それに加えてカードで決まることについての、「確率感」とでもいいましょうか、それは経営ゲームでの感覚とほぼシンクロしました。
(同地区に3連続問題が降りかかるということがなかったのは逆にラッキーだったけど)
これが経営ゲームとも重ねてのゲームのルール部分の感想です。
今回のゲームは最初にも書いたように「超高齢社会体験」のゲームでした。
それならではのおもしろさもありました。
カードには何十代かと性別、漠然ながらどんな不安をその人がもっているかが書かれています。
そこからでも悩みの種類を考えようとしたり、その人の悩みの重さを予測するということが起きていました。
また「この人って相談に来てから何年も待たせてしまっているよね」と思ったりもしました。
1人1手番、計5回で1年が経つのであっという間に時が進むのですが、それも現実世界と重なるかもしれません。
気づいたら課題が山積みになって、どこから手を付けたらいいのか分からないみたいな。
今回は特に決められていませんでしたが、制限時間もあるとより現実味を帯びるかもしれませんね、悠長に考えてられないなと。
初プレイながらクリアすることができましたが、人が変わったり展開によって得られる気づきも変わるのではないかと思います。
自分ごととして捉えられそうなお年寄りの方から、まちづくりをするわかもの、そして地域に生きる子どもでも楽しめるゲームではないかと思います。
あと経営ゲームといえば、経営ゲーム塾を3/10(日)に行います。
ありがたいことですが、今回の申し込みが現時点でたくさん来ていて、残席が2となっています。
お考えの方は早めに!(^^)/
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今後のイベント予定