気分やさんの気ままなブログ

【スコラボでの黒猫タロウ受講の紹介(その1)】

 昨日は「黒猫タロウの屋台屋本舗」を紹介しましたが、現在子ども向けに実施していることを紹介しようと思います。

「スコラボ」というオンラインで学習を提供できる場を利用してオンラインで黒猫タロウをやっています。

sukolabo.com

 

 最初には自己紹介してから双申株式会社がYou tubeにあげている黒猫タロウのストーリーを見て、経営とは何かということ簡単に紹介してから黒猫タロウをやっています。

黒猫タロウはこのようにパワーポイントに1ページごとにシートの1日分を載せたものを画面共有して見せています。僕の方でも入力しながら進めています。

そしてサイコロもWEB上のものを利用して画面共有して使っています。

参加者はたくさんあるクラスの中から受けたいものを自分で好きに選んで受講できます。

オンラインなので直接物の受け渡しはできないので、参加者には事前にネット上にアップしている黒猫タロウのシートを印刷してもらっています。

ちなみに計算はかけ算まで出てきますが参加する子や様子に合わせて代わりに僕が計算するようにもしているので、小学1年生の子が受講したこともあります。

そしてこのスコラボでは同じものを何回も受講できます。

ちなみに2回目の受講となると自分でサイコロを用意してくれることもあって、その子が自分で振るということもあります。

 

 複数回受講してくれた子も何人もいて、今回は繰り返しで3回受講してくれたことで黒猫タロウをひと通りの10日分を終えたYくんの様子を紹介します。

Yくんは小学4年生で、現在はなんとアメリカに住んでいます!(オンラインってすごいですね)

ですので僕も日本とアメリカの文化の違いを感じたりくみ取りながら行っています。

 

 1回目は3日目までやりました。

こんな感じでやっていて、1日ごとにやってみてどうだったか振り返っています。

1日目は大きく損していますが2日目は微増、3日目には最初の資金を上回るほどの利益を出せました!

2日目はサイコロの目が1であってほしかったけれど6が出なくて、ソフトが売れないということもあってよくないと思ったのが利益があって思った結果とちがったと感じていました。

そして1日目と2・3日目の品物の買い方が大きく違うことに気づいたでしょうか?

僕は品物の買い方についてのいわゆるアドバイスしません。

自分でやってみて次はどうするといいかと考えるだけでこうも変わるものなのです。

3日目は見事に販売ロスなくハッピーな結果となりました。

どのように買うとうまくいくか、コツをつかんだようにも見えます。

 

 2回目は続きの4~8日目をやりました。

前回で自分なりの買い方が固まったかのようでしたが、見てみると日ごとに買い方が大きく違っています。

ですがこれはあえてYくん自ら試してみたことでした。

たとえば4日目はあえて団子を買いませんでした。すると結果がマイナスとなったのですが、そこから1個も買わないのはよくないということを自分で見出しました。

すると7日目のラーメンの仕入れ1個も(最善であるかは別として)意図がくみ取れるのではないでしょうか?

5日目の仕入れが少ないことも自分で試してみてのことでした。

この日の振り返りでは買いすぎはよくないということを振り返っていました。

(この10日間でこれ以降仕入れが少ないことはないのですが!(笑))

そして8日目ではアルバイトを増やしました。

僕としては内心ではアルバイトを増やして感じが変わってうまくいかないことも想定していたのですが予想に反して非常にうまくいきました!

それからH図も新しく紹介しました。

スコラボのこの形だからこそなのですが、受講してくれるごとにアルバイトを増やしたりH図を紹介したりと新しいことを紹介しています。

 

 そして3回目です。この日は残りの9日・10日目をやってから2周目の2日目までをやりました。

 

10日目まで終えたところで資金変動のグラフを紹介しました。

これまでも前の日ごとに比較はしていたのですが、グラフを紹介したことで自分からこの日の内容をもう1度見たいと言ってきました。

僕も改めてグラフという可視化のすごさを感じた場面でした。

本当の主体性とはこういうことだよなと考えさせられます。

ところでお気づきの人がいたら鋭いですが、実は1回目から始めて途中のあるところから実は多くの日で相当のリスクを抱えた仕入れになっているのです・・・!

ですがあろうことかなんとうまくいき続けているのです!

5日目以降損していませんが、1日ぐらい大損することがあってもおかしくないのですが(^^;)

ですがそれについてはやはり指摘していません。

これからも繰り返しやるようであればいずれは見舞われることもあり、その時に1回目の時のように自分で考えるでしょうから。

こちらから指摘してもその子が自分ごととして受け取らないことは身につかない、むしろ中途半端であり学ぶ機会を奪うことにもなります。

 

 このような感じでオンラインで黒猫タロウをやっています。

ほかにもインストラクター研修で聞いたことを参考にもしていてクイズや粗利、経営方針などの紹介もしています。

こうやって行ってみると、小学生が経営を学ぶニーズは思っている以上にあるのだなと感じます。