気分やさんの気ままなブログ

【黒猫タロウの屋台屋本舗で経営感覚をつかむ】

itasan-kibunyasan.hatenablog.com

 昨日の経営ゲーム塾の振り返りの投稿の中に、決算を理解することの1つに経営感覚を理解することということを書きました。

この経営感覚というものについてちょうど関係する話が最近にありました。

 

itasan-kibunyasan.hatenablog.com

 以前にも紹介したことがありますが、現在オンラインで小学生に対して小学生向けの経営ゲームである「黒猫タロウの屋台屋本舗」を体験する機会を提供しています。

といっても現状は月に数回やる程度しか申し込みがないですが、先週に申し込んだ子がいました。

その子は今回の受講の2週間前にも参加してくれた、2回目の受講でした。

黒猫タロウでは経営の要素としてはアルバイトを雇う、材料の仕入れ、販売の3つとシンプルで経営の核となる要素のみにしぼられています。

その子は1回目の受講の時点でセンスもあり、体験時間50分ほどということもありやったのは4日間分と限られた中でもう買い方のコツをつかんでいました。

黒猫タロウには必ずこれがうまくいくという買い方はないのですが、その子は1つの模範解答というか理にかなった買い方をこの日の終わりには見出していました。

ただ1回目の時にはアルバイトを1人で固定していて、2回目の受講の時にアルバイトを増やせるというルールを付け加えました。

ここで驚かされたのですが、ルールを追加すると材料の仕入れも変わるのですが、即適応できてしまったのでした。

 

 ですが進めている中で、実は理解していたのは経営感覚ではなくゲームの構成を理解していたのだと気づきました。

その場面は、販売が決まるサイコロを振った時に、その子としては1が出てほしかったのですが、6が出たのでした。

黒猫タロウの販売の設定として、1・2・3が出ればラーメン・団子・ソフトクリームのいずれかが全部売れるのですが、4・5・6が出るといずれかが売れないようになっています。

それを受けてか6が出た時にその子は落ち込んだのですが、それは損をしてしまうだろうからということでした。

ですが、計算してみてごらんと促したところプラスになっていたのでした。

僕は6の目が出た時に、計算したわけではなかったですが、おそらくプラスになっている、なっていなかったとしても思うほどのマイナスではないだろうと思ったのです。

これは別に計算をしたわけでもなければ何かを覚えていたわけでもなく、数字そのものを眺めていても分からないことです。

これが経営感覚というものなのでしょう。

 

 そして実はこの時に僕自身も今までの黒猫タロウでなかった見方が生じたのでした。

先ほども書いたようにサイコロの1~6の目で販売が決まり、それは青い表の部分になります。

すると売れ方は一見6パターンのどれかと1つ1つはバラバラで分離しているもののように見えます。

ですがこの時の僕には、イメージとしては3次元の曲面が広がっている図が見えたのでした。

実際は変数としては3つより多いのでこのようではないはずですし4次元以上となると描くことはできないものとなるでしょう。

言いたいのは分布は連続していて、販売パターンはその中の一部であるということです。

自分の中で黒猫タロウにおいての経営感覚が次元を超えて広まった感じがしました。

 

 ですが昨日の投稿にも書いたように、経営感覚を身につけるためには何度もやるよりほかないと思います。

黒猫タロウについては100日分やれば利益を出し続けられるだけの経営感覚は持てるようになるのではないかと思います。

 

 そして最後にこちらも以前にも投稿しましたが、黒猫タロウの屋台屋本舗を体験できる日があります!

9/30(土)になりますが、詳しくはこちらの投稿をご覧ください。

itasan-kibunyasan.hatenablog.com