先週末に豊橋にある、穂の国とよはし芸術劇場PLATに行って演劇を見てきました。
PLATに行くことは初めてでしたが、以前に体調についてのことを投稿したところ、この投稿を見てくれた人から身体性がテーマの演劇があると紹介してくれたのでした。
itasan-kibunyasan.hatenablog.com
ちょうど10日前のことだったんですね~。
3連休ながら予定が入っていたのが1日だけと寂しいスケジュールであり、ちょうど空いていた日だったので行くことにしました。
演劇は「うけいれる身体・うけいれられない身体」というタイトルです。
この演劇はドキュメンタリーの作品となっていて、東京都で演者が4名の重度脳性麻痺の障がいを抱えた方々にインタビューをしました。
そして「聞き書き」という手法を用いて演劇作品となったものになります。
このように作って演劇発表するまでが東京の方で市民向けのワークショップとなっていました。
ちなみにPLATではこのワークショップのやり方でファシリテーションの講座もやっているようです。
今回はその劇を東京で活動されている劇団員5人がPLATに来て演じました。
また当事者役以外にも施設の支援員など周りの人も演じてもいたため、配役は1人が決まった役となっているのではなく代わるがわるいろんな役を演じていました。
さらに演劇の中で演者本人が一人一人思ったことを語る場面もありました。
今までに観劇したことは数えるほどしかなあらず、そんな自分としてはとても贅沢な劇を見てしまいました(笑)
演劇を通して役のもととなった人の性格や葛藤などの様子までもが伝わってきました。
そしてさらにこの企画のおもしろかったのが、観終わった後に任意で参加者が演者と交流できる時間があったことでした。
僕含めた4人の参加者と演者1人でグループになり、感想を共有したり演者に質問をしたりしました。
演者に終わった直後に直接話を聞けると、これほど貴重な機会はめったにないことではないでしょうか。
僕としてはインタビューゲームにも共通する部分を感じたこともあり、どのように役の振る舞い方を決めたかであったり話を聞いたことと知識とをどう織り交ぜたかといったような、演劇の裏にあるプロセスに興味がありました。
ただ人によって思ったことは多様で、自分や周囲のことと結びつけていたり、演劇をやっている人もいたので演劇についての感想もありました。
いろんな感想が出たことからも演劇のよさが表れていたようにも思います。
福祉においての行政の対応についてが話題になりました。
福祉においてに限らず「風通しの良い」社会や組織を口にはしていても・・・ってことはよくあることだよな~、なんて思いました。
実は今回のように演者と直接話ができる機会が来月にもあるのですが、もうその機会が訪れてしまいました。
けれども来月はまた別の場でとなるのでそちらはそちらで楽しめるでしょうから、また楽しみです。