気分やさんの気ままなブログ

【『ワークショップ入門』を読んで】

 以前にも軽く紹介した通り、ファシリテーションについての本が手元に欲しくて買いました。本の名前からはファシリテーションじゃなくてワークショップじゃんと思うかもしれません。

が、読んでみて感じたのですがワークショップを考えてデザインすること自体がファシリテーションを考えていることと同じだと思いました。そしてワークショップをやる上で必要な要素がすべてと思うほど広く書かれていたのでファシリテーションの大枠すべてが再認識できました。そんな中にディープな理論が散りばめられているのがアクセントになってワークショップ・ファシリテーションを知ったばかりの人のみならずそれなりに知っている人でも読み応えある本だと感じました。また、ワークショップと言っても組織系や社会系それから人間系などいろいろあり一概にこうだと定義するのが難しく、本によって定義づけがされてその定義に沿って読んでいかなければいけない場合があります。そういったことを踏まえながら読むことは避けたいと思っていました。ですがこの本はいかなるワークショップに対しても、ワークショップとは思えていなかったようなものについてもすべてに通ずることが書かれていたので、自分の経験と照らし合わせて考えることができました。だから、自分が関わっている場に特化した類のワークショップだけでなく他の種類のも知ることができて他のものを取り入れることを考えることもできると思います。逆に言うと各系統のワークショップのみを深く追求したかったり特定のワークショップを行う方法を深める場合には物足りなさがあるかもしれません。

 

 幅広く扱っているので、誰にでもオススメできる本です!こういったワークショップ・ファシリテーションに関する幅広い要素がまとめられているので、1通り読み切りはしましたが、もう1度読み直して印象的な部分には線引をしておこうと思っています。

 

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