【連続投稿138日目 1476投稿目】
【作成日時:2/3 17:57~18:24、27分】
実写映画はあまり観ないのですが、寺子屋塾で井上先生からオススメされて「PERFECT DAYS」を観に行きました。
日本の映画ではありますがドイツ人のヴィム・ヴェンダースが監督の作品です。
そして主役・平山を演じているのは役所広司です。
監督のヴィム・ヴェンダースは日本を敬愛している方で、それだからこその作品だと言えるでしょう。
この作品には強烈な感動が起こるような演出やストーリーがあるわけではありません。
公共トイレの清掃員である独り身の平山が繰り返す、朝起きてから寝るまでの日常の生活を描いた「ありのまま」の作品といえるのではないでしょうか。
よってセリフが多くなく、共演者も豪華ながらも作品の中の一場面しか出ていなかったりもします。
そのような作品なので万人受けするような作品ではなく、観る人が観るとよさが感じられるように思います。
僕は開始1分ほどで、平山が自宅の中の階段を下りる場面でいい作品だなと思いました。
慣れた階段というものは駆け降りるものですよね~。
そのような単調な部分もある一方で、喜怒哀楽が組み込まれているのです。
トイレ清掃員というとボランティア精神であったり貧しい人というイメージが先行しがちで、ゆえに心穏やかなハートフルなストーリーを思い浮かべる人もいるのではないかと思います。
ですがこの作品には悲しみ・怒りがあらわになる場面もあるのです。
そのような部分も含めて僕はこの作品が人間味のある、真の意味で日常を描いた作品だなと感じたのでした。
何日分かの生活が描かれていましたということもあって、定期的に1日分を見返したいなと思ったりしました。
自分を整えることができるのではないかと思います。
映画を観てみて、カンヌ国際映画祭の賞を受賞したりアカデミー賞にノミネートされるのもうなづける作品でした。
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