昨日は1週間前に開催した経営ゲーム塾Cの参加者の感想を紹介しました。
itasan-kibunyasan.hatenablog.com
感想の共有だけで長くなってしまったので僕の振り返りは今回に回しました。
参加者の感想を受けての部分もありますのでよければ昨日の投稿に目を通してからご覧ください。
2部になっていて、計6時間近く体験できる魅力
今回の特徴だったことの1つは経営ゲームの上級である「TG-C」をやる人が多かったことです。
経営ゲーム塾Cでは中級の「TG-E」と上級の「TG-C」のどちらをやるかは参加者が選べるようにしています。
しかも1人は午前でTG-Cをやっている様子が気になったということで午後はTG-Cをされました。
こうして午後は図らずとも4人全員がTG-Cをやる時間となったのでした。
また、午前に1人でTG-Eをやっていた方は初めて10期まで取り組むことを達成できました。
普段の経営ゲーム塾Bでは進められても4期程度と序盤までの体験となってしまうので貴重だったことかと思います。
経営ゲーム塾Cの「C」は「チャレンジ」から取っていますので、まさに参加者が試してみることを提供できたように思います。
今回TG-Cをやってみた人が何人もいましたが、今後TG-Cをやる機会をどうしようかな。
TG-EとTG-Cのちがい
TG-EとTG-Cはただ中級・上級ということ以上に大きく異なります。
ルール上で大きく異なるのは人材育成の要素が入ったことと市場取引に条件が付いたことです。
しかし僕が2人版において感じている最も大きな違いは相手と何を交わしているかです。
TG-Eは市場を介して現金を含めた資本をやりくりしているように思います。
「メビウスの輪」というものがありますが、まさにメビウスの輪という流通経路を資本が流れているみたいな感じです。
また、相手の状況をみればだいたいはこちらの最善手が定まることもあり、「モノ」への着目が強いように思います。
一方TG-Cはというとコミュニケーションを、「心」を交わすものだと思います。
状況に対して最善手は存在しているはずですが、TG-Cではそれ以外の手も考えられることです。
そしてお互いがズレるととんでもなく痛手となることがあるのです。
「モノ」への着目以上に相手とのコミュニケーションが必要不可欠になるのです。
コミュニケーションなしでというのは僕からしたら信じられないですね。
「モノ」をはじめとした点々の着目から面というかプレイヤーも含めた場・空間の把握になってくるみたいな感じです。
ただし共通していることもあります。
TG-Cも「経営の基本」が大切であり、それはTG-E、さらには初級である「黒猫タロウの屋台屋本舗」から通じていることです。
ですがTG-Eと異なるのはTG-Cでは「経営の基本」を狙って実現させようとしない限り生じないことでしょう。
経営ゲームとインタビューゲームの関係
最後に経営ゲームとインタビューゲームの関係について考えていることを書こうと思います。
その人の軸である価値観を理解することを考えてみたいと思います。
砂場での穴掘りに例えて考えてみました。一人一人自分の中心に価値観という軸があります。
インタビューゲームは自分の価値観を深めていくことになります。
それは無限大に広がる砂場で自分の価値観という軸を中心に深く掘り進め続けているといえるのではないでしょうか。
その過程で掘られているところの回りも巻き込まれて崩れるようにして広がりが出てきます。
一方の経営ゲームは、経営ゲームという砂場にあるお金、材料、手番、などといった一つ一つの要素を観察して掘ることから始まります。
やがて穴同士の共通部分に気づき、掘る焦点ができます。具体的であった要素が抽象化されていきます。
そしていくつもあった穴が自分の価値観が中心としたひとつの大きな穴になるのです。
つまり自分の価値観に対してインタビューゲームは「中心の深さ→広さ」のアプローチです。
対して経営ゲームは「広さ→中心の深さ」のアプローチとなっているのです。
今回は「経営ゲーム塾C」としての手ごたえを感じることができました。
半年に1回ではありますが、この形はこのまま継続していこうと思います。
次回は「経営ゲーム塾B」を9/17(日)に開催します。こちらは振り返りの時間があるので「深掘り」もしやすいかと思います。
また、以前にも書いたことがありますが、現在僕と経営ゲームをやってくれる人も募集中です。
(無料で体験できるのは今限りになると思います・・・!)
TG-E、TG-Cのどちらでも構いません。
寺子屋塾以外のところでもセットを持っていきます。
体験してみたいという人はご連絡お待ちしていま~す。