磁石は同じ極同士だと反発し、異なる極同士を近づけるとくっつく。
昔から遊んでいて、今でも磁石があるとやることがあるのが磁石がくっつくかくっつかないかギリギリまで近づけてみるなんてことです。
近づけば近づくほど磁石の引力が強くなるので、くっつかないようにと自分の手は斥力を加える。
けれどもう少し近づけさせてみようと斥力をゆるめる。
するとくっついてしまった、なんてことになる。
僕はこの遊びが本当におもしろいものに感じているのです。
誰もが知識があれば分かっている磁石という物質に備わっている引力と、自分でやっていながらも気づくことで認識する斥力。
この引力と斥力のような関係になっているような事柄は日常に多く実在していると思うのです。
勉強したくない気持ちとできるようになりたい気持ち。
人を大切にしたい気持ちと自分を大切にしたい気持ち。
進化したいことと維持したいこと。
自分を認めたくないことと受け入れること。
陽と陰。
システムと自然。
計画と偶然。
脳と心。
聞くことと話すこと。
この世界は顕在化していることと潜在的なこととの2つでバランスを取っているものが多いのではないでしょうか?