学校の授業のことですが、テストが終わって1週間が経ちました。子どもたちにテストが終わった後にテストの振り返りをさせています。
その中で「文章題が苦手だ」ということが書かれていました。これを見てふと思ったのですが、本当に文章題が苦手なのだろうかと思いました。
そもそも何を基準にして苦手だと思ったのでしょう?それは計算問題の出来具合が基準となっているのでしょう。
計算問題に比べて文章題ができなかった、だから文章題が苦手だ、そう思っているはずです。
しかし計算問題の出来具合と文章題の出来具合って比較するようなものなのでしょうか?
たとえば簡単な表現の文章題と複雑な文章題との出来具合を比較するなら同じ土俵にあるもの同士でしょう。
しかし計算と文章題という2つのものはそれぞれ必要な力は大きく異なっていて、同じレイヤーにはないもの同士ではないでしょうか。
これって子どもたちに限った話ではなく大人でも陥りがちなことではないかと思います。表面に現れる結果だけでなく、本質を比較することが大切なのでしょう。