【らくだプリント 幼-8~10】
穴埋め形式のプリントになりました。それも不規則に作られているから考えることが生まれやすいのでしょうか。
数学のよさであったり楽しいことによく挙げられることの1つで「答えの求め方が1通りとは限らないこと」があります。
それがこのプリントを取り組むと少し分かるかもしれません。
例えばこの部分。「21」「23」「25」と埋めていくことになる部分。
まず最初は、行の先頭になりますが、前が「20」だったのでその次の数ということで「21」、同じように次は「22」の次だから「23」・・・、というように考える人もいるでしょう。
最初に数字を学ぶ時はおそらくそうやって考えるでしょう。
ですがこう考える人もいるかもしれません。あぁ1個とばしで1・3・5・7・9だと。
奇数というわけですが、規則性を見つけだすという考えです。先ほどの考え方も順番に沿ってという規則性ではあるといえますが、こちらの方が高度だといえるでしょう。
しかし別の人はまたこう考えるかもしれません。縦に見ると右の数字、一の位が同じであり、左の数字、十の位が1ずつ大きくなっているという見方です。
これも規則性ではありますが、これに気づくためには縦に見るというひらめきをもたなければ気づきません。
「答えの求め方が1通りとは限らないこと」と言葉で言い表すとなんだか堅苦しい、人によっては次元がちがうように思えるかもしれません。
ですが、実際はこのように平凡なことにでもいえる、そんなに敷居の高いものではないのです。
数字を書くという「算数」のプリントですが、見方次第では「数学」のプリントになりえるのです。
ですから簡単だから、できるから自分には不相応とは限らないのです。やる人の考え方次第でどのようにも化けるのです。