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【子どもの頃から「やり抜く力」をつけるために大切な「課外活動」】

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 5日前から書き続けてきた『GRIT やり抜く力』を読んでのことも今日で最後になります。
今日の部分がパート3となっているところで外側から「やり抜く力」を伸ばすことについてです。つまりは子どもを育てることに関してです。
その前に先に断りを入れておくと、人によってはこのパート3の部分は微妙に思うかもしれません。
というのは論拠が統計的なものや研究者の主観であり、実験による裏付けはないからです。
さすがに子どもの人生を実験に充てるというのは人道に反していますからね。
ですが、自分の大学の同期も赤ちゃんが生まれ始めていますが、今あるいはこれから子育てをする人にはぜひ読んでもらいたい部分です。

 子への支援と要求に関してがこのパートの前半に書かれているのですが、僕には後半の課外活動経験をさせる話が刺さりました。
結論を言うと、「1年以上(2年以上の方がいいみたいです)継続」して「複数」の課外活動で「進歩」を経験していると優秀な成績で大学を卒業したり将来の収入が高い、そう述べています。
僕のこれまでの課外活動を振り返ってみました。この本では高校時代の活動に焦点が当てられていますが小学校から大学までを振り返りました。
まず最初にやった課外活動といえるものは公文でしょう。ブログをやり始めた初期に書いているのではと思うのですが、小学1年の終わりから高校2年の終わりまで、10年間やり続けました。
次には中学時代の訳ありバレー部です。中2の夏から中3の夏の引退まで1年間やり続けました。
3つ目は高校時代の将棋部なのですが、3年間やり続けはしたのですが特進コースで原則部活の参加が認められないようなクラスだったこともあって「進歩」したということは残念ながらなかったなと思います。
そして4つ目は一番大きな経験となった大学での生協学生委員会です。2年半続けた上に4年になってからもセミナーの実行委員として携わりました。
また同時並行で5つ目が数学サークルに入っていました。
こう振り返ると割とやり続けたという経験があったんだなと自分事ながら妙な気持になります。
ですが、自分でも変化があったのはやり続けたことからだろうなという出来事が昔にありました。
この本で「やり抜く力」として紹介されている例が「ビープ・テスト」です。
「ビープ・テスト」と言われるとなんのこっちゃとなるかもしれませんが、このようなものです。

全選手が横一列に並び、ビーッという電子音を合図にダッシュして、つぎの音が鳴るまでに20メートル離れた2本のラインの間を往復する。
電子音の間隔が短くなっていくなか、スピードを上げてひたすら全力疾走を繰り返すテストだ。

そう、「シャトルラン」のことです。やったことがある人には懐かしい(嫌な?)テストでしょう。
自分の変化を感じた出来事もまさにシャトルランでした。まだ部活に入っていなかった1年の時の記録は30回程度じゃなかったでしょうか。
ですが部活に入ってからやった3年の時には確か80~90の間だったと思います。
もちろん部活に入ったので体力がついたというのもありますが、今でも記憶があるのは、終盤異常なほど斜行したのですが、それでも1回でも長く続けようと必死だったことです。

ただし、じゃあ課外活動をやらせよう、と無理に押し付けるものかというとそうではないと思います。
というより仮にそうしたところでその支援は失敗に終わるのではないかと思います。
なぜなら押し付けられたものを「やり続ける」でしょうか?
もしやらされたけどやり続けているならばそれは途中で自分の中でやる目的を上書きできたからでしょう。
促すことは必要、場合によっては必須かもしれませんが、促すことと押し付けることはちがうこと、課外活動なだけあって自分で選択することが大切なのでしょう。
よく考えたら上に挙げた自分の経験はすべて自分で選んだものでした。(公文に至っては自分が行きたいといったのを早すぎるんじゃないかと親に止められたことがあるほど)

 ここまで6日間『GRIT やり抜く力』の本のことを書きました。
ここまでアウトプットして改めて思うのは本当に多くのことを考えたということです。
おかげで毎回とても長い文になってしまいました。
すべて読んだという人がいるならば、本当にありがたいです。
まだ自分の人生も半ばなので、これからもやり抜くということが大切ということを心のどこかで思い続けて生きていきたいなと思います。