昨日に続いて『GRIT やり抜く力』を読んでのことを書きます。
昨日までのところがパート1の部分で、「やり抜く力」の重要さとそれを構成する「粘り強さ」と「情熱」についてのことが書かれていました。
そして今日から書くパート2は「やり抜く力」を自分の中から伸ばすためのことが書かれています。
1つは好きなこと、興味あることを見つけることと書かれています。
好きなことを仕事にすべきかというのは僕自身、この1年余り考え続けてきたことなのでとても興味深いことでした。
今のところ僕は好きなことを仕事としなくてもいい人というのは融通ある(しかしそれはもしかしたら妥協に近いものなのかもしれません)人なのではないかと思っています。
それがこの1年、好きな仕事から好きでなく興味も特になかった仕事に変えて経験した上での考えです。
だから好きなことの方が本来は仕事としてうまくいきやすいのでしょう。
この本を読んで思い直したことは、学校で教師になって働くということがまだ探し出せてない「究極の目標」上にないものだったから好きになれきれず、辞めてしまったのだろうなということです。
逆に今の自分を勇気づけることが書かれていました。
教職の道から降りたこと、全く異なる職ながら自分なりの理由をもって選んだことは間違ってないと言ってくれているようでした。
「とりあえずいいと思ったことをやってみる。本当に興味のあることが見つかるまではある程度、試行錯誤するのはやむを得ないことだ。(中略)
『最高の目標』を見つけようなどと思わずに、何となくよさそうだと思える方向性を見つけるだけでいい。」
「うまくいかなかった場合は、取り消したってかまわない。」
またスキルの上達のために練習することについて、ただ練習をするのではなく「意図的な練習」をすることが大切ということが書かれています。
著者自身の失敗談とエリクソンという研究者のやり取りが分かりやすかったです。
著者は18歳の時から週に数回、1時間のジョギングを行なったが速くならない、何万時間も走っているが、とてもじゃないけどオリンピックに出られそうにありません、そうエリクソンに投げかけます。
それに対してエリクソンは、スキルの上達を目指してペースや距離の具体的な目標はあるか、記録はつけていないか、コーチもつけてないか、聞いたのです。
これらのような具体的なことと向き合う練習、それこそが「意図的な練習」と言えるのです。
これについては今毎日やっている「Prime smash!」が、記録表も作っていて「意図的な練習」になっていると思えたのがうれしかったです。