気分やさんの気ままなブログ

【「人との距離の縮め方」か~】

 「愛パス」という普段はフットサルなどのスポーツをやっているコミュニティがあります。ですがこのような状況であることと、学び合って質を高めるために「人との距離の縮め方」というテーマでコミュニケーションについてみんなで考える機会がありました。

 自分自身がコミュニケーション観を語る場はだいたい「インタビューゲーム」の時ぐらいに限られていたので、発表者という立場だったことも含めてある意味珍しい機会でした。

 

 でもその冒頭に言い放ちましたが、人との距離を縮めることに関しては苦手なんですよね~。実際に僕と接したことがある人は知っての通りかと思います。

もう一度言いますが、無自覚とか謙遜ではなく、本当に苦手です(笑) グループの中で人と距離を縮めることなんて基本人任せですよ!←

 

 インタビュー形式で聞かれたのですが、そんな自分でも自己開示や敬語について話したり、あとインタビュー形式だったこともあり逆質問をしてみました。

逆質問したのがインタビューの最初のタイミングだったんですけど、意図的にやったのはそこだけでしたね。そこは最後の4番目だったことや停滞感を崩しておきたくなったので。

それ以降は成り行きでした。

 

 その時に話し合ったことを改めて振り返って思ったことが3つあります。1つは「敬語」について。敬語を使っていると距離感がある。・・・

「タメ口だと距離感がなくなる」これは事実かなと思います。上下関係だったり距離感があるとタメ口はできないと思うので。

つまり「距離感があると敬語を使う」、これも合っているでしょう。

なんですが、「敬語が距離感を生む」、わけではないのではないのでは?、というのが今考えていることです。

多くの環境では上司・先輩に対して敬語を使うでしょう。ですが、だったら敬語を使う上司・先輩と部下・後輩という間柄には必ず距離感が存在しているでしょうか?

いや、「尊敬」という志をもって敬語を使っているケースがあるはずです。

ということで、「敬語を使っていると距離感がある」というのはどこか言い訳じみたものであり、距離感の本質は別にあるのではないでしょうか。

 

 2つ目はコミュニケーションって型があるのだろうかという問いです。

聞いていた人たち、とても真面目なんですよね。だから話し合った後にこれから意識することを具体的に発表してくれました。

決して悪いわけではないんですよ。でもどこかその発表の内容に違和感を感じてしまったのです。

今浮かび上がった自分の中でコミュニケーションの理想が「細かいグラデーションをだせるコミュニケーション」です。

例えば「聞く」と「話す」という対峙したこの2つの間には「質問する」があるでしょう。

「ネガティブな自虐」と「聞く人を置き去りにする自慢」の間には「人を引き付ける失敗談」を作れるかもしれません。

細かいグラデーションを作り出せて、聞く人に合わせられるようになりたいなと思うのです。

 

 ん?もしかしたらさっきの理想は具体策を考えてみて実践を経てから見えることなのか?

それを言い示すのがこの3つ目かもしれません。何かという、と話し方を真似してみるということです。

実は、学校で前に立って授業したり子どもと関わっていた頃、なんとか話し方がうまくなりたいと思っていたんですよね。

本を買いもしたのですが、それ以上に今でも意識的にやっているのが、自分が話がうまいと思った人の話し方をよく聞いてその雰囲気で話そうということです。

具体的に紹介すると、敬称略で

 

洲崎綾

→女性声優さん。以前ブログでも書いたように声優もラジオ番組をもっていてほぼ一人しゃべりの番組も持っています。

リスナーをディスりながらも、どこか抜けている部分もあり、しかし一人一人を大切にしていてバランスが絶妙。

コミュニケーションの上では一番の憧れの人です。

※聞いてみたい人は「洲崎綾の7.6」を見てみてください。間違ってもいきなり「洲崎西」を見ないように。

 

香川愛生

女流棋士。その傍らでマンガかいていたりアニメ・アニメ映画を見たりコスプレしたりYoutube投稿していたり。

謙虚な話し方が気に入っています。

 

鷲崎健

→バンドをしてもいるけど声優・アニメ番組などのラジオやイベントMCをしている人。

話し方がテンポ良くて3年ぐらい前にめっちゃ憧れたけど真似してみて頭が追いつかず真似しちゃだめだと分かった。

 

あと最近は対談本も役立つなと思っています。『中島かずきと役者人』という本を読んでいる途中ですが、双方に話の膨らませ方・深め方がうまいです。

 

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こうやって何か自分がいいなと思った人の話し方をよく聴いて試してみると合う・合わないとか目指したい方向が見えてくるのではないでしょうか。

だからさっきの2つ目の話は、やっぱりそう思ったんだったら試してみればいいんでしょうね。

 

 

 つくづく、コミュニケーションのことに足を一度踏み入れたら生涯付き合っていくことになるものだなと思わされます。