【連続投稿113日目 1634投稿目】
【作成日時:7/11 12:03~12:49、46分】
【らくだプリント 中2-1】
毎日取り組んでいるらくだプリントが中2の教材に進みました。
らくだプリントでは中1の教材が文字式の計算で終わっていました。
そして中2の教材は方程式から始まります。
これは以前の投稿でも触れたことですが、学校のカリキュラムとらくだプリントの構成は異なっています。
このことについては、先日寺子屋塾の井上先生が僕の中1教材を終わって振り返った投稿に対して書いたブログの中でも触れています。
以下その部分を抜粋です。
文部科学省の学習指導要領上では
「文字の式」という単元が、
中1と中2に分散していて、
たとえば、二つ以上の文字を扱う
多項式同士のたし算ひき算や、
単項式と多項式のかけ算わり算は
中2で学習するんですが、
らくだメソッドではそれを
すべて中1で行うようにしています。
また、らくだメソッドでは
学習指導要領上で中1で学習している
一元一次方程式を
中2教材に繰り入れていているので、
中1の数学教材は、
正負の計算と文字式だけに特化し、
方程式や一次関数の問題が
スラスラと解けるようになるための基礎練習を
中1教材でみっちり学習する形に
構成されているわけなんですね。
中2教材は、一元一次方程式
→二元一次(連立)方程式→不等式→一次関数
という順序で学習が進んでいくんですが、
そうすることで単元同士の関連が意識しやすくなり、
数学という教科の全体像や本質を
把握しやすいシンプルな構成となっているのです。
学校のカリキュラムにしても系統的な学習となっているのですが、なぜ2つの構成は異なるのでしょうか?
これは僕の憶測も混ざりますが、大切にしていることが大きく異なるように思います。
学校での教育は誰もが同じことをみんなで学習します。
するとつまづきやすい部分に対していかに誰もができるようにするか考える必要があります。
また、成績や受験が絡むことから応用的な内容を扱うことになり、ゆえに複雑性も生じます。
さらに学期の変わり目だったり飽きのケアであったりとモチベーションを持続させることも意識しているのではないかと思います。
すると学校で習う中1の文字式の計算と中2の多項式の計算は連続している方が本来理解しやすいのにも関わらず、簡単なこともあってかタイミングが各学年の初めとなっているのです。
また文字式の計算と方程式の解き方を混同しないように、中1で文字式の計算→方程式、中2になって多項式の計算となっているようにも思います。
一方でらくだプリントが大切にしていることは自分のペースで自分の力で理解していくことです。
らくだプリントというのはそもそも作成者の平井雷太さんが自分の息子がいずれ不登校になった時のためにと作ったことからできたものです。
ですから自分のペースでやればよく、ですがある意味学校のように教えられるようになっている環境ではないですから、指導者に依存せず学べるようにもなっていく必要があると考えたことでしょう。
するとそこにはモチベーションであるとか成績・受験ということは考える必要がないのです。
むしろその配慮は自分を知りながら純粋に学ぶにあたってはかえって目指すことに背いているかもしれません。
どっちがいいというわけではなく、目的に応じてそれぞれが構成されていることが大切に思います。
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