【連続投稿65日目 1586投稿目】
【作成日:5/23】
経営ゲームつながりの投稿を続けていますが、もう1つ書こうと思います。
itasan-kibunyasan.hatenablog.com
それは自分が体験した側のことになりますが、「社長の器」というボードゲームを体験しました。
このボードゲームも双申株式会社が制作協力している経営ボードゲームです。
制作者は別の人のようなのですが、カードを引いて決まったりほかの人とどのように進めるかだったりと類似している部分もありました。
だったので初めてやってみたゲームではありながらメタ的な視点から、ほかの人より適応力が高かったかもしれません。
とはいっても僕が実施している経営ゲーム(トータルゲーム)とは大きく異なる部分はいくつかありました。
3つ挙げると、1つ目はゲーム内での他者との関係性です。
トータルゲームでは販売に加えて現金の貸し借りができます。
ですが社長の器では仕入れ・販売時の材料・製品についてのやりくりしかできません。
資産レベルの世界で見れば同じとも見れますが、材料・製品である社長の器の方が融通が利きません。
一方、他者と一緒に何かをするためには自分が持っている交渉カードを消費する必要があります。
ですから他者との関わるのにも制限がある上に、仕入れ・販売時に他者と競合することはありません。
つまり、1卓4人ですが、社長の器はやろうとすればそれぞれ独立して進めることもできるのです。
トータルゲームは他者との関係性が強いですが、それが協力関係にも競合関係にもなりえて振れ幅が大きいです。
2つ目は借金についてです。
トータルゲームよりかなり良心的になっています。
利息が低い上に途中で元金返済も可能で、何度も借りることもできます。
むしろ借金することが当たり前なほどでしたが、上限があって考えなしに借金をすると資金不足となってしまいます。
そして3つ目は自分の経営状態をどのように把握するかです。
経営ゲーム塾の振り返りでトータルゲームは損益・自己資本の見方は基本的に貸借対照となっている、逆に損益計算はあまり薄いことを書きました。
それに対して社長の器は損益計算で考えることがベースになっていました。
10ターンやってゲーム終了時に決算をすることになるので自分の資産がどれだけあるか途中で算出することがありません。
そのため設備拡張をしてもいいかの判断がなかなか難しかったです。
その反面どうしたら利益を出せるかは仕入れ額と販売額との差であり単純な話であり、単価も書いてあったので損益計算の意識は常にありました。
ですのでトータルゲームと社長の器の両方をやってみると貸借対照と損益のどちらの見方もつかめるようになるのではないかと思います。
ちなみに黒猫タロウは貸借対照も損益もどちらも踏まえているもので、2つの見方がトータルゲーム・社長の器に分かれたともいえるかもしれません。
それにしても参加者の半数が山登りであったりロッククライミングをやっているというのが驚きました。
というのもトータルゲームの開発者の嶋崎さんも山登りをしている方で、経営とは真剣に生きることであり山登りであるといったように考えています。
もちろんみんながみんなというわけではないですが、それでもその方々には嶋崎さんのこの話を伝えてみたら共感する部分がある様子でした。
山登りにはそれほど大きな力があるのだろうと感じました。
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今後のイベント予定
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