【連続投稿63日目 1584投稿目】
【作成日時:5/20 14:50~16:36、106分】
1週間前に経営ゲーム塾を開催しました。
いつもは最初にルール説明を行ってから始めるのですが、今回は参加したことがある人5人だったので、ルールの確認程度で簡潔に済ませました。
そしていつもより取り組む時間を長めに取りました。
3人卓だとプレイヤーが多い分だけ手番が多くなるので時間がかかることにもなるのですが、それでも普段の早めに進める2人卓と同じ4期目まで進められました。
それでは参加者の感想を紹介します。
時間の都合上で回収できていない方もいますが、回収できた3人の感想です。
・今日はやりやすかったです。要因として装置を大きくするタイミングもほぼ同じで、借金のタイミングもほぼ同じだったことが大きいと感じました。ペアの人に自分の今後の手を伝えたり、相手の人の予定を聞いたりというのをやりたいと思っていて、結局なかなかできないのですが(自分の本質がそんなに話さない方なのだと思われる)経営方針をシェアすることで伝わることも多いと思いました。(Sさん)
・他の参加者さんは決断が早いと感じました。広告や研究が出なければ人を雇うことや、販売の意思決定でそれは見られました。それでも前回失敗したことは、「材料を高く買いすぎた」こと以外は概ね克服することができました。材料費が高すぎた件も、必要以上に買わない場面が多かったことで抑えることができたと実感しています。また、装置が小型の場合は保険に入らない判断をしても損益が少ないため、有効にはたらくことを理解しました。今後の課題としては、工場をフル稼働させない材料の買い方を身につけて、損失を少なくする方法を模索しようと思います。(Hさん)
・第1期から大型設備で4個販売をバランスよく続けようと考えて、まずまず、ねらい通りに出来た気がします。サイコロの出が悪いのは、さっさとあきらめました。
期中の売上を把握しながら進めると、明らかに落ち着いてゲームが出来ますが、3人ならではという気もします。(Kさん)
繰り返し取り組んでいる方々ということもあって、具体性も含んだ感想になっていますね。
それでは僕の振り返りも書こうと思います。
ほどよい具体さの経営方針を立てられるようになるには?
経営ゲーム塾では最初に必ず経営方針を立ててもらいます。
前回の経営ゲーム塾の振り返りの投稿の中でも経営方針を立てることについて書きました。
itasan-kibunyasan.hatenablog.com
この投稿の中で書いていることですが、具体的過ぎて柔軟性がないものであると細かいケースに応じられず、抽象的過ぎるとどのように取り組むのかが明確でなく指針となりません。
「SDGsを大切に経営する」と立てても結局どのように進める?となりますよね(笑)
そして今回の参加者へのお土産に渡した読み物の内容は経営方針に関することでした。
ではどうしたらほどよい具体さの経営方針が立てられるようになるか?
最近の僕自身としては、前提としてほどよい経営方針というのは完全には言語に落とし込めないものではないかと考えています。
それはまさに「言葉のズレ」にあるのですが、心象世界のことをすべて言葉にしようとすれば非常に多くの言葉を要するでしょうし、それ以前にどうやっても細かい意味は削られてしまいます。
そうなるとなぜ経営方針を言葉で立てさせているのか疑問が生じるわけですが、ほどよい具体さの経営方針を考えられるようになるには言葉に起こし、実行してみるよりほかないからです。
そうなるとほどよい具体さの経営方針を身につけるためには実行できるものでなければなりません。
ということは経営方針は、取り組みようのない抽象的を立てても仕方がなく、それよりも具体的すぎたとしてもその方が経営方針をほどよくさせていくことができるわけです。
ですから最初は

と伝えてます。
損益・自己資本が感覚的につかめるようになるには?
参加者の1人から、なぜ見ているだけで利益が出たかどうかの判別ができるのかと質問されました。
こと今回の経営ゲーム塾においては2卓を見ていましたから、1卓のすべての進め方を把握しているわけではありません。
ですが、見るべきところを見れば決算で資本を算出せずとも、うまくいけばだいたいどれくらいの資本になるかまで分かってしまいます。
経営における資本の見方として「貸借対照表(BS)」と「損益計算書(P/L)」という2つがあります。
実はこの経営ゲーム「トータルゲーム」は貸借対照による資本の見方を重視していて損益計算書の見方があまり組み込まれていません。
それは、できないわけではないですが、しようとすると非常に細かに変動があるので大変なことになるからです。

こんな感じで。一応できないわけではないですが、1期だけで頭がパンクしそうになりました(笑)
そうはいっても損益計算の見方を理解できれば損益の要因がロジカルに分かるようにはもちろんなります。
ですが、そこまで分からなくても、損益計算を知らなくても、経営ゲームはちゃんと繰り返しやっていれば分かるようになっていると僕は感じています。
大きく利益が出た時に、いつもとは何か違ったことが作用しなかったか考えることです。
しかし一方で損失についても、何が大きく損失となったか振り返ることも欠かせません。
このゲームの開発者が倒産すればするほど上達すると言っているのはそういうことでしょう。
「研究成功する方がいると手がたたけた、なんで?」となるのなんで?

経営ゲームを終えてからの振り返りで参加者が振り返ったものの1つです。
書かれたものを見て僕もハッとさせられました。
ですが考えてみればむしろ手放しで喜ぶことの方が自然であり普通じゃありませんか?
だって自分のことでなくてもうれしかったら喜ぶじゃないですか?
知人に赤ちゃんが生まれたら喜びます。
コンピュータというものができて称賛した。
テレビで見たプロのテニスの試合でも相手の好プレーに対して手をたたいて称賛していた場面も思い出しました。
むしろ人のいいことを何が喜べなくしているのでしょうね。
さていつもは隔月で経営ゲーム塾を開いていますが、来月は経験者に限定した上で1日がかりで経営ゲーム塾を行います。
いつもは進まない期数まで進めた上に振り返りまで行うことになるので、どのようになるか楽しみですね~。


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今後のイベント予定
6/9(日)10:00~17:00 経営ゲーム塾1DAY @寺子屋塾 ※経験者限定
6/16(日)13:30~17:30 インタビューゲーム会 @寺子屋塾
☆定点観測を一緒に取り組みたい人、随時募集中です(^ ^) 定点観測についてはこちらをどうぞ!
☆個別インタビューゲームについても随時募集中です!