【連続投稿156日目 1494投稿目】
【作成日時:2/11 15:07~15:58、2/12 16:15~16:16、53分】
【らくだプリント 小6-11(4~6枚目)】
itasan-kibunyasan.hatenablog.com
昨日の投稿に引き続き11番の小数のかけ算をやりました。
4枚目は3枚目の3分43秒から3分17秒と大幅に早くなったのですが、時間ほどの大きな手応えまではありませんでした。
そして次の5枚目については時間こそ3分20秒とやや遅くなりました。
しかし問題をやっている途中であることを考えていました。
そこの問題の答えはすでに出していた状態で考え込んだので、その時間がなければ実質早まっていたことでしょう。
さて何を考えたか?
その前に改めて昨日の投稿にも書いた2つの課題を再掲します。
・1つ目は位の見積もりを立てられるようになることです。2つの数から答えの小数点以下が5ケタ、そのうち数字のかけ算部分は3ケタになるから差し引いた2ケタ分を0で埋めることになる、そして数字のかけ算部分を落ち着いて計算する、という一連の流れがスムーズにできるようになるようにしたいです。
・それができるようになってから得られるように目指したいのが「数覚」です。小数という数の大きさをつかむことでできるようになると思っています。
この2つを順にクリアしていくことを目指していました。
では今回やってみて何を考えたかというと、小数のかけ算をした時の0のつき方の規則性です。
このプリントをやっていて、やりやすい問題とやりにくい問題があったのです。
といった問題はやりやすかったです。
それに対して、
はやりにくかったです。
また、
については数字部分の小数の関係でのかけ算をした時に末尾の0を消すことになることが混乱のもととなりました。
さて最初に並べたやりやすい問題から注目したいのですが、この4問には共通点があります。
答えの小数点以下の0の数は元の2つの数の小数点以下の数の合計に一致するのです。
それに対して次のやりにくかった3問は答えの小数点以下の0の数は元の2つの数の小数点以下の数の合計より1つ多くなっています。
ここにズレがあるのです。
その原因は元の2つの数の0でない数字部分のかけ算にあります。
前者は1ケタ×1ケタ→2ケタ、または2ケタ×1ケタ→3ケタのようにケタ数が合計に一致します。
それに対して後者は2ケタ×1ケタ→2ケタとケタ数が合計に一致せず1ケタ小さいです。
ここに小数点以下の0の数のズレのトリックがありました。
では次に、どのようにこの2つの場合分けを見極めるか。
それは0でない数字部分の数の大きさです。
今回のやりにくい問題はどれも誘導があるように、つまり簡単な問題に表れやすいのです。
そしてどのような問題が簡単な問題とされるかというと数字のかけ算に繰り上がりが起きないような小さい数です。
つまり1ケタ×1ケタ→1ケタ、2ケタ×1ケタ→2ケタとなるものです。
ではどうすれば瞬時に見極められるか、それは「数覚」の出番でしょう。
といっても上の再掲にある「数覚」とはちがってこちらの時の話ででてきたようなものですけどね。
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すると実は3つ目の末尾の0があるものについても同じように捉えることができるのです。
これで末尾の0に振り回されなくなることでしょう。
実はここまでのことが課題の1つ目の解決策になっているのです。
ところで、
もやりにくかったです。
しかしこちらについては行き詰まってから考え方を切り替えて迷いなく答えを出せました。
それは「×0.5」というものが持つ意味です。
これは「半分」なんですよね。ですから上の例だと0.008を÷2すればいいのです。
そして、これこそが2つ目の「数覚」を駆使するという話です。
そしてこれ以上の「数覚」に過度に頼る必要も上の気づきのおかげでなくなったのではないかと思います。
そしてそれを踏まえてもう1枚やってみました。
そうしたら
とやっぱり大きく時間が短くなりました。
まだしっくり来ているところまでは来ていないのですが、もう1枚やればもっと身体化するのではという手応えまではありました。
実際にもう1枚やったら2分27秒にもなりましたし、手応えにも納得いきました。
こうやって気づいて考えることができたのは、まずやりやすさ・やりにくさという体からの感覚を自分の心が捉え、そして事実をアタマで観察したことからなのでしょう。
あとはこれを忘れないで体得できたかどうかですが、体得までは至っていないかもしれません。
ですがこうして書き起こしたものがあるので、次の時に忘れていたらこの記事を自分で探すのではないかと思います。
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