【連続投稿103日目 1441投稿目】
【作成日時:12/30 17:22~18:26、64分】
先週に日本体験学習研究会(日体研)が開催したアチーバス体験会に参加しました。
アチーバスは、
アチーバス=Achieve (達成する) + us (私たち)
から作られた言葉で、個人の目標とチームの目標を、お互いに協力し合うことで達成することを目指す、(協力型)リーダーシップの獲得やチームビルディングにも用いられるようなボードゲームです。
アチーバスはこれまでにも2度やったことがあったのですが、今年も自分の周りで開催されたものの予定があって参加できずでした。
そのようなこともあったので、この機会を見つけた時には「よっしゃ!」と思いました。
ということで3年ぶりにアチーバスをやることができました。
一方で日体研に参加したのは今回が初めてでした。
名前から分かるとおり、体験学習について関心がある人たちが集まっていたので、人がちがうことで新鮮な部分も多々ありました。
ここで扱っている体験学習が何かについては日本体験学習研究所のQ&Aにまとめられているのでご覧ください。
また、初めてアチーバスをやる人でも「協力」と「リーダーシップ」の関係に着眼点をもって質問が出た時には視点の鋭さを感じて、さすがの場所だと感じました。
今回は体験学習の教材としてアチーバスが用いられたわけですが、体験学習となりえるものは1回では完結しない、繰り返しやることで新しい気づきが生まれるものだと改めて感じました。
今回で3回目でしたが、3回目だからこそ心がけて取り組んでみたこともありましたし、やってみたけどうまくいかなかったこともあります。
やろうと思っていたけど一緒にやった人の様子を見てやらなかったこともありました。
すると行為(コンテント)にしても考え方(プロセス)にしても具体度があがることもあれば抽象化が進むこと、観察が深くなりもしました。
2つのルールでやったのですが、1つ目の方ではスムーズに進んでいたのに対して2つ目は考え込む時間が長く、進みが遅くなっていました。
そういう時には順調だった時には声掛けできていた「ナイストライ!」「おめでとう!」といったポジティブなリアクションができなくなっていたことにも気づきました。
場を開く立場としてはこの1回をどのようにするかを考えることも大切な一方で、またやりうることや終わってそれぞれの場に帰って起こることといった時間に幅を出して考えることが大切だと感じました。
一緒にやったグループの中で子どもには難しいかなということもあがりました。
僕としては子どもだからこそ大人では起こりえないことが起こるでしょうし、案外あっさり目標達成できるということがあったりするのではないかと思ったりしました。
最後に全体で感想を話し合いましたが、その時に出たことで気になったものがありました。
それは分からないことに苦しく感じたというものでした。
「分からない→苦しい」という構造ですが、はたしてこの2つはただ「→」で結びついていることなのでしょうか。
どうもこの「→」の中では多くの要素が絡まり合った複雑なことが起きているように思うのです。
分からないことに対して苦しいと感じるのはなぜなのでしょう?
分からなくても苦しむことがないこともあるのではないか?
これはこれから自分の中で考えてみたい問いだなと思いました。
あとは振り返りはラボラトリー方式の体験学習でよく用いられる様式で行ったのですが、この形の振り返り方はやっぱり振り返りに深みが生まれると感じました。
この振り返りのやり方を、自分がやっている経営ゲーム塾にも組み込めないか考えてみたいです。
時期としてはちょうどクリスマス前でしたが、いいプレゼントをもらえた日になりました。
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今後のイベント予定