昨日の経営ゲーム塾の振り返りの投稿の続きになります。
まだ読んでない方はぜひ参加者の感想を見てから読んでみてください(^^)
itasan-kibunyasan.hatenablog.com
ということであと2つ考えたことを書こうと思います。
なぜ相手と対立するものだと思い込むのか
私とKさんは、共に相手を妨害し、共存共営の関係を築けていなかったことを理解した。(Hさん)
感想にもありますが、今回初めて参加したHさんは協力できず対立していたと感じたようでした。
それは相手から話された内容が自分にとって不利益なことだったから対立関係ができていったというように思ったようでした。
一方で後日、相手方のKさんがフェイスブックで改めて振り返られて、このように投稿されていました。
(Hさんが)途中で、社員を採用、設備投資もする。
しかし、物作りに向かわない。
そこで一句「投資して物を作って販売しなければ
投資した分はすべて費用になりますよ。
早く、物を作って売っていかないと」と。
最後のコメントで、その大学生にとっては、
騙されたということだったようだ。
ほんとは、まったく逆の心配をしていたんだけどね。
おやおや?って感じですね。どうして両者に捉え方に食い違いが生じたのでしょうか?
それを考えてみるとコミュニケーションというテーマを深掘ることができていくことでしょう。
ですが今回あえて問いたいところは、そもそも一体なぜ経営において「対立」という発想が生まれるのでしょうか?
だって考えてみてください。現実的な制約を度外視してみた時、協調と対立、どちらの方が経営がうまくいくと思いますか?
ですがなぜか経営というと最初から他社に負けないようにと対立を前提として考えている人が多いわけです。
そのトリックが「資本主義」という社会のシステムにあるわけなのですが、逆にいえば資本主義から自由になれたなら、本来の自然な経営という営みができるようになることでしょう。
その時に出てくる発想は協調ではないかと思います。
多くの人が経営において「競争」という社会の「呪い」にかかっているのではないでしょうか。
事実と認識
この話は今の協調と対立の話に関してもですし、Sさんの感想の
「最初から借金をして「もうけ」を意識しようとしたが、ペアの人の会社が想定外に大きくて、自社は堅実経営ぽくなった。」
という部分にもいえることです。
誰もが唯一の捉え方ができるものが事実であるのに対して、認識は人によって様々なものです。
「300円の借金」が事実であり「大きい、堅実経営」は認識です。
300円の借金にしても、相手の人が借金をしていなければきっとSさんは300円「も」借金したと思ったことでしょう。
それが目の前にそれを大きく上回る1000円の借金をした人が現れたことで比較が起こり認識が変わりました。
そのことでいうと、今回は参加者へのおみやげに「循環」をテーマに考えを書いていました。
このテーマを書くことにしたは前回の振り返りの中でこの言葉が用いられたことからでした。
「循環」というのは一見事実であるようで、実は大部分が認識であるのです。
というよりも「循環」を事実という枠に収めようとするならば極めて扱いづらいことになるでしょう。
循環している「お金」そのものは「事実」ですが、循環がどのようであるかを表現してみると途端に事実が認識になるのです。
僕は特に循環の「大きさ」や「速さ」があたると感じています。
事実と認識をどれだけ正しく仕分けすることができるかによって経営ゲームも、さらには生き方も上達していくのでしょう。
さて、次回の経営ゲーム塾の日程も決まりました。
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