気分やさんの気ままなブログ

【問題構成の連続性】

【連続投稿96日目 1434投稿目】

【作成日時:12/8 16:05~16:25、20分】

 

【らくだプリント 小5-28】

 

 分数のかけ算を2枚やった次には小数が出てきました。

このプリントは分数を小数に直す問題のプリントであり、これから小数を分数に直すもの、そして分数と小数のかけ算が出てくることも予測つきます。

 

 さてこのプリントに関しての話をしようと思いますが、僕は算数の中でいくつか苦手なことがあります。

その1つが位を考えることです。

たとえば、

なんかであればまだぱっと答えられます。

ただ、

のようになってくると「何ケタ?」ということになってどのように小数点がつくことになるのか迷うことがあるのです。

この問題だと0.021か、それとも0.0021かで悩むことがあります。

ですがこのプリントではこのように悩むことはほとんどありませんでした。

なぜかというと、それは問題の構成、連続性です。

プリントではこのように問題が並んでいました。

すると、先ほどの問題の1つ前には

があるのです。

その次にあったことで、小数点以下が3ケタである、分母の0の数だけ位があることになる、と前の問題から考えることができるのです。

 

 学校で、授業の中では問題が解けるがテストだと解けなくなるという子がいます。

その原因はほかにも考えられるのですが、原因の1つがこの連続性にあるのです。

授業中は習ったこと1つに対してたくさん問題が用意されています。

その中で微妙な変化もあり、いわば坂道のようになっているのです。

それに対してテストの場合、時間や点数配分などの制約もあって授業中の問題練習のようには出題できません。

すると、良くても習ったこと1つのうちの1つといったようになるので連続性が保たれていない、階段のようになってしまうのです。

すると連続性があったからこそ解けていた子は解けなくなってしまうというわけです。

 

 そういう点では、このプリントの最後1列は連続性が弱くなった構成の問題も用意されているのがすぐれた点なんですよね~。

 

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