気分やさんの気ままなブログ

【場づくりで大切にしていること(その1)】

 昨日はあいちワークショップギャザリングで受け持っていた交流の時間の振り返りを書きました。

itasan-kibunyasan.hatenablog.com

こうやって場づくり・ファシリテーターをする機会がインタビューゲーム会や経営ゲーム塾、ほかにも単発のイベントでもと1か月に1回はあります。

今回のイベントの打ち合わせの中でのことで、場づくりにおいてどのようなことを大切にしているか聞かれました。

ほかの人からも、僕が場づくりをしていることに対して関心を持たれた人から聞かれる質問です。

 

 僕が場づくりで大切にしていることを聞かれた時はいつも「場の雰囲気」を1番最初に挙げているのではないかと思います。

自分が受け持っている場で、雰囲気がよければそこでどのような終わり方を迎えたとしてもいい場が作れたなぁ、と思います。

いや場にいる参加者が何かモヤモヤしていたとしても、場のねらいに沿っていればいい場であるので一概には言えないのですが。

それよりも不自然な停滞や場のバランスが崩れていたりすることが場づくりがうまくいっていないなと思う時であり、ファシリテーターとしてテコ入れすることになります。

 

 ここまで読んでみた人は、ではその場を見る基準であったり、何を見ているのか聞きたくなっている人もいるかもしれませんね。

具体的に挙げれば発言量であったり声、目線、手元であったり話している内容などといったような、場づくりの本にも書かれているような要素になってくるでしょう。

ただ最近思うことは、発言量1つにしても結局はそれをどのように見て、どのような場合にどのように状況を捉えるかというところが急所であるのではないかということです。

結局そのレベルのこととなると場合分けが無数にあり、一般的なものとして言語化できない、あるいはそもそも1つの事例でさえもできないように思うのです。

 

 経営ゲームを開発した嶋崎 喜一さんをフェイスブックでフォローしています。

嶋崎さんが過去に投稿したものをいくつか引用します。

 

【黒猫タロウと火源山 13.】
猫神様から メッセージあり
「数えられるものは 実数体
 種類・理論 様々あるが
 数えられぬものにも 体系在り
 これから言う事 心にとどめ
 大事な時に 思い出せ
 世に知られぬが 四元数
 3つの虚数に 1つの実数
 虚数すなわち 心の動き
 意志の軸を   I とよび
 才能軸を         j とよび
 感覚軸を        k とよぶ
 回転角を   r とよぶ
 rは実数 見えるもの
 実数映す 虚数の世界
 物質世界は 映写幕
 映った像は 色(無)であり
 心の中は 空(在)である
 人皆これを 逆にする
 映ったものを 追い求め
 さ迷い求める 無間地獄
 どこまでいっても 四苦八苦
 赤色枠は 色(無)であり
 青色枠は 空(在)である
 経営者なら 空(在)を究めよ」
言われたタロウは 意味不明
何のことやら 分からぬが
大事な時が 来る迄は
とにもかくにも 覚えておこう

【創造経営 5.】
数字は、人間と動物を区分けする。
幼児は、最初見たものを親であり全てと思い込む。
数字も同じく、最初教わったものがすべてと思い込む。
教わった数字は、数えることができる「実数」である。
高校生で「虚数」を知るが、「実数」の範囲を遥かに超える。
大抵は拒否反応を起こし、「虚数」は無視または埋没される。
発想転換のチャンスは、こうした所にある。
チャンスととらえた者だけが、4つの数体系を知ることができる。

【創造経営 7.】
複素数に目を付けたのは、30年前。
内職加工の経営は、今まで学んだ欧米型経営とは真逆だった。
この体験をゲーム化して、血肉化したいと思った。
強い意志と閃きでできたのが、上級版TG-Cだ。
創ったのに、まるでゲームの成績は上達できない。
今までのTG-Eの考え方では、歯が立たなかった。
大抵の人は、この辺りの説明は理解できないだろう。
分かってゲームを創ったのに、上達できないはずはないと。
逆だ。
分からないから、ゲームを通して知ろうとしたのだ。
「このゲームの意味(または上がり方)を、教えてほしい」と、聞いて来る人は、あまりにも多い。
そういう場合は
「やり続ければ分かります、やり続けないと分かりません」と、いうしかない。
体験を通さないと、分からないことが数多くある。
むしろ、体験しなくても分かることの方が少ない。
本当の事を言っているのに、違う意味にとる人が多い。
開発者自身そうなのに、近道を探そうとする人達だ。
そういう人達に接すると、元に戻るのに1ヵ月近くかかる。
だから、直接会ったり教える事を控えるようになった。
FB投稿は、説明ではなく、自分自身の忘備録だ。
複素数は、もがきにもがいて見つけた、微かな灯だった。

【創造経営 9.】
4つの数体系は、図式にすると理解しやすい。
実数r、虚数I、虚数j、虚数kを、縦に配置する。
認識できるのは「実数・実線」、できないのは「0・破線」。
実数部は通常の四則演算、虚数部は少し複雑な虚数演算。
四元数の数式を、全部の体系に適用する。
4つの体系は同じ数式、同じ処理方法である。
1. 実数人が認識できるのは、実数の箱1ヶのみ。
2. 複素数人が認識するのは、実数の箱1ヶと、虚数の箱1ヶ。
3. ベクトル解析人が認識するのは、虚数の箱3ヶと生成実数の箱1ヶ。
4. 四元数人が認識するのは、実数の箱1ヶと、虚数の箱3ヶ。
「同じ数字が、『認識』次第で、まるで違う数字になる」
体系内は矛盾しないが、体系外は異常に見える。
つまり、『認識している範囲が、見える』のである。

 

 ・・・引用だけで長くなってしまいましたね(^^;)

この「虚数」というものを用いて書いていこうと思いますが、続きは明日に!