気分やさんの気ままなブログ

【反射的にできた問題からやりやすい解き方を考える】

【らくだプリント 小5-17】

 

 分数の足し算が続いていましたが、また最小公倍数のプリントが間にありました。

前にも最小公倍数のプリントがありましたが、その時との大きなちがいは大きな数であることと最小公倍数の求め方の筆算を紹介していることです。

 

 ここまで大きな数字になると反射的に答えが出てこない問題がいくつもあり、頭の中で最小公倍数の筆算で考えていました。

しかし一方で数字が大きくても反射的に答えが出た問題もありました。

特に早く答えられた問題にはある共通点があったのです。

(8 ,12)→ 24

(12 ,18)→ 36

(28 ,42)→ 84

(36 ,54)→ 108

これらには共通点があるのですが分かりますか?

最小公倍数の求め方の筆算を考えてみるとこのように下の部分が「2 ,3」になるのです。

 

 ここからもう一段階踏み込んで考えてみます。

上の反射的にできた問題と反射的にできなかった問題のちがいはどこにあるのでしょう。

それは2つの倍数がどこで重なるかの明確なビジョンが見えるかではないかと思ったのです。

上の問題は元の数とごく近くの倍数、特に後ろの数からすると2倍した数が答えとなっています。

一方で反射的にできなかった問題は、数覚(数に対しての感覚)にも原因がありますが、2つの倍数の重なる位置が見えていなかったのです。

 

 結局2つの倍数の重なる位置が見えるかというのは数覚に関わることではありますが、見えなかった場合にどうするかはすぐにもっとよくなりそうだと思いました。

上の問題はどうして後ろの数を2倍すればいいだけかというと、その理由はここにあるのですよね。

ということは、例えば難しかった問題

(24 ,54)→ 216

を考えた時に、求め方にそって

と考えていたのですが、

このように考えることができるのです。

ちがうのは最後の部分ですが、おそらくこのようにやる方が圧倒的に早くできるのではないかと思います。

このプリントはもう1回やってみようと思います。