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昨日から振り返っている「zoneコーディネーター養成講座」の2日目のことをふり返っていきます。
1日目で地域とその捉えるための見方を学んだところで、2日目は地域の中に入って地域のニーズや人の想いをくみ取るための「丁寧に人と向き合う」というテーマでした。
大切なこととして紹介されたのが「きく」ということです。
「きく」には「聞く(耳に入る)」「聴く(意識する)」「訊く(尋ねる)」という漢字の書き方があります。
ちなみに最近僕の中で意識が強いのは実は「聞く」だったりします。
そしてこの3つの「きく」で相手を理解することになりますが、その上で出てきたのがナラティブ(物語)というものでした。
ナラティブという言葉は聞いたことはあるものの知らないことだったのですが、
何かしらの主題に沿った一連の語りや記述。
出生から現在までの人生経験や変遷によって形成されるもの。
語り手自身が主人公となり、現在進行形で紡いでいるもの
のようです。どうやら寺子屋塾でよく聞いている「考現学」に近しいでしょうしインタビューゲームとも密接な関係がありそうです。
以前にも書いた「空間軸と時間軸」も大いに考えられそうだとも思いました。
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後半はグループワークを行いました。
今回の講座を受け持っていた人は実は過去にオンラインで体験学習の実習を開いた人でした。
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つまるところ、2年前に『プロセスエデュケーション』という本でのファシリテーションの学習会に参加し合っていた間柄です。
今回の実習もこの本からのものだったので、実習の大枠や講師の意図は何となくは分かっての取り組みになりました。
ですがそれでもおもしろいことはいろいろ起こるわけで、それぞれで実は着眼点や与えられた情報に対しての解釈が違っていたのでした。
前半の時に言葉の意味づけや背景にある想いの違いを意識することが大切という話がありましたが、まさにそのとおりのことが起こっていたように思いました。
zoneコーディネーター養成講座の内容の中では今回の部分が一番考えてきていたところでしたが、ナラティブという見方から改めて対話するということを考えられました。