【らくだプリント 小5-8】
このプリントでは前回から発展して、帯分数を足すものや足した結果が仮分数となるような問題となりました。
人によるでしょうが、イヤな人からするとイヤに思えるところではないかと思います。
その要因の1つには整数がついたことで情報量が多くなり、見た目がごちゃごちゃであるように見え、解くにあたってもごちゃごちゃになって・・・、ということがあるでしょう。
ですがすべての部分がずっと大切というわけではありません。
人間でも両足で立っている時と片足立ちしている時では力のかかりどころや重心の位置が違います。
それが今回の分数の計算でも同様だと考えられるのです。
一般的なセオリーとしては最初に通分をしてからと考えますが、僕の場合はそのようには考えていません。
僕はというと通分より先に整数部分を足すことを考えます。
通分するにあたって整数部分は何の影響も受けませんから後からでも先にでもいい、であれば先にやった方が情報量が減らせるのです。
そして整数部分を先に解消すればその後はもう無視してもよくなります。
あとは分数の部分だけになるので前のプリントの内容と何ら変わらなくなります。
するとこのように前のプリントで暗算ができれば帯分数になっても暗算でできるようになるのです。
そういえば公文式に通っていた時の話です。
これは教室の先生独自で使っていたものでしょうが、こんな感じの通分するにあたって定規サイズのものを問題にあてて、写真のように使っていました。
(実際はセロハンテープが巻かれていて強度を上げていたりはるか過去のことなので異なる部分もあるかもしれません。)
通分するにあたっては分母が決まれば片方を通分する時にはもう片方の分数は見る必要がないので隠しているわけですね。
全体を捉えることも大切ですが、必要な部分だけを取り出して考えるということも場合に応じて大切なことでしょう。