先週に「あいちワークショップギャザリング」というイベントがありました。
このイベントとは大学時代からのかかわりをしています。
大学での講義の1つに非常勤講師が授業しているものがあり、授業の内容に面白みも見出したところその先生が在籍している椙山女学園大学でこのイベントを開催することを紹介されました。
そこで当時の僕は何を思ったのか、単身でそのイベントに関わり始めたのがことの始まりでした。
そこからはその年々で立ち位置や関わり方は異なりますが、ほぼ毎年顔は出していました。
そして今年は自分のタイミングも含めていろんな要素が重なり、イベントの日に予定も開けることができたので久しぶりにしっかりめに中に入りました。
自分の中に持っていたこのイベントに対しての想いとして、多方から集まる出展者同士のこの機会ならではの交流の場を作り出したく思っていました。
それは2年目から持ち続けていた想いでした。
過去を振り返ってみると、あれやこれやとその年ごとの試みをしてみては、思ったようにうまくいかず我を忘れるほど落ち込むこともあったり、なんか違うな~と思ったり。
そしてやっぱりなんかもったいない、この貴重な機会を活かしきれていない、もっとできることがあるはずだということをまだ思っていたのでした。
ということで今回、これまでの交流の時間でしたことがなかった新しい試みをしました。
それが、所属を超えてグループを作っての交流です。
これまでは所属の集まりごとに座っていたため、全体で意見を共有する時間があったとはいえその範囲での交流となっていたことがほとんどでした。
そこから考えると今回は今までに比べてかなりの挑戦でした。
正直言うと当日まで事故らないかと不安を超えて怖さもありました。
事故らないかというのは、大学生も多く参加していて半数以上もいて、絶えず相手を伺い続けて話し合いが進まないグループが出ないかでした。
それと今回僕が踏まえた体験学習からの話とアート系での話は、同じワークショップという言葉でもテイストが大きく異なるので受け入れてもらえるのかということもありました。
ここ2年ほどはイベントの様子を見ていなかったので、出展者間の関係性や全体の雰囲気が分からずではありました。
ですが、今年であれば挑戦できるような気がしたのでした。
おそらくですが、5年前であったらたとえ今回のアイデアが浮かんだとしてもやらなかったと思います。
ここまで回数を重ねてきたからこそできると思ったのでした。
そしてもう1つのできると思った理由が、この時間を一緒に相談できる仲間ができたことでした。
「宇宙船地球号ミッション!」と「TEDxNagoyaU2023アフタートーク会」の両方を共に考えた人を巻き込んで考えたのでした。
そして不安もある中でやってみたのですが、想定の範疇を超えてできてしまいました。
全然できちゃうじゃん、僕たちはこれまで何に恐れていたのだろうか、と思ったほどでした。
ただ、初年度から見てきた僕としてはこれが10年の積み重なりなのだろうなと感じたのでした。
「継続は力なり」という言葉がぴったりなのではないでしょうか。
まだまだ良くすることもできそうですけどね~。
そして個人的にはようやく過去に落ち込んだ時の積年の思いを晴らすこともできて、自分の変化も実感できました。
理想と現実のギャップに飲まれずに受け入れ方を身につけられたなぁ、と。
あと前に立つことへの抵抗感が少なくなったなとか。
一方で自分自身の課題も出てきました。
自分に対して「楽しかった?」と聞いてみたらよかったことも課題も洗いざらい出てきました。
これはずっとですが、人を頼ることが苦手というかヘタクソなのですよね。
まだ手放すべきところが手放せていなくて、持たないといけないところを見落としていると痛感しました。
ただここには自分個人の問題だけでなく関係性の問題、組織・チームの問題もありそうでもあるのですが。
そういえば交流の場の振り返りの時間で、ほかの方々には書いてもらっていながら自分は書いていなかったので最後にそれを載せて今回の振り返りを締めようと思います。