気分やさんの気ままなブログ

【分数というやや曖昧な存在】

【らくだプリント 小4-23】

 ここでは仮分数から帯分数に書きかえる問題が集まっています。

個人的には分数をこれから扱う中で最も大切なところではないかと思っています。

itasan-kibunyasan.hatenablog.com

前回の投稿でも数量感覚という言葉を使いましたが、仮分数から帯分数にするというのはまさに数量感覚が養われるものであるといえます。

仮分数の状態というのは見た目はシンプルかもしれませんが、それゆえにその数が5と6の間とかだいたい3とか、大きさについてはそのまま眺めていても読み取れません。

それを帯分数という整数の部分を外に取り出すことでその数の大きさが読み取りやすいのです。

4と1/2であれば4と半分、13と1/3であれば13とちょっと、みたいに見なすことができます。

そう、およその数、概数というものが実はここで無意識のうちに身につけられるのです。

 

 分数という数は実生活で自然数ほど多くは実在しているわけではないけれども存在しているものというやや曖昧なものです。

ですが数量感覚が高まる貴重なものでもあるのです。