気分やさんの気ままなブログ

【寺子屋デイでインタビューゲーム】

 5月3日は寺子屋塾で半年ごと恒例の寺子屋デイに参加してきました。

寺子屋デイではインタビューゲームをやっています。

ただ今回は前日に井上先生からファシリテーターを依頼されたのでファシリテーターをを務めました。

寺子屋デイでのファシリテーターは1年半前ぶりだったみたいです。

itasan-kibunyasan.hatenablog.com

 

 寺子屋デイはいつものインタビューゲーム会より参加人数が多く、いろんな人の話が共有されます。

ですので、ほかのペアでやっていた人の内容に対しての質問がたくさん飛び交うのがいつものものとは異なるところです。

 

 さて、今回も参加した人の感想を抜粋して紹介します。

・即興と同じだなと思いました。相手から心地いいエネルギーを受けるのは楽しいです、安心します、相手のことがステキだなと思えます、それがまた嬉しいんです、ものすごく。

・とてもとても楽しい時間でした。人と話すのが好き、人のことを聞くのが好き、自分のことを話すのが好きな自分んの欲求がとっても満たされました。この場に参加した自分Good jobと思います(笑)

・いい質問をすること。それが、どんなものなのか、そこからどんなものが生まれてくるのかを考えてみた。改めて質問する力の大切なことが分かった。

・演劇つながりのペアが出来ていてとても驚きました。もしかすると、無意識の世界ではオートマティックに物事が成り立っていて、顕在意識で知覚できる形になって現れるのがシンクロニシティなのかもしれません。(中略)今回は細部のニュアンスを訂正はせず、大枠がよければそれでよしとスルーする実践ができました。日常の中でも一つ一つクリアしながら鍛錬を重ねていきたいです。

・初めてのインタビューゲームで、始まる前は果てしなく緊張していましたが、話を聞くうちに、「あ、いつもの通り、ただ興味を持って聞けばいいんだな。」と思ったとたん、力が抜けて楽しくなりました。(中略)私の紹介文を見た時、とても明るい人物のようにまとめて頂いたのを見て、そういう風に見えることもあるのだなと発見でした。

・今回は「聞いていない話も含めて書く」のもOKという部分を特に力を入れたくなって、きいた中で共通の思いなどこういう風に思ってるのかと本人の中に入ってみたい感覚が叶えられてうれしかったです。

・初参加(インタビューゲームが)でしたが意外と緊張しませんでした。(中略)私と相手の人にとって「「話す」」ということに対しての考え方が真逆だったのが面白かったです。私は話す=「相手の心に残ること、知ってもらえること」、相手の人にとって話すということは「話をきいてもらっちゃった、スッキリしてもらっちゃったこと」どちらかが正解ということは無いと思うが、相手の人のやさしさ、思いやりが私にももう少しほしい(笑)

・いつもは割と1つの内容を深堀りするような質問をしていくのですが、今回は割と浅く広く聞いてみました。そのこともあり、インタビュー内容をまとめるのが大変で、自分が主テーマだと感じていた「ベレー帽」とは直接関係のない内容も記載しました。しかし、後のシェアタイムでは、その直接関係ない「ノート」のほうに質問がさっとうしました。自分はベレー帽のことが第一に引っかかりましたが、他の人がどこに引っかかるかは分からない、そういった点で浅く広く聞くのも面白いなあと感じました。

・わたしが話した内容を受けて「ココを深彫ってほしい!!!」とのご要望をご本人からいただき質問を進める(きく側になる)という新しい流れだったのでなんだか新鮮でした。

 内容についての質問が多いのですが、イベントを締めた後にも参加者から質問されて、インタビューゲーム自体のことやプロセス面のことを深めることにもなりました。

 

 

 さて、僕個人の感想を書きますね。

 

経験者も初体験の人も入り混じった

 寺子屋デイでのインタビューゲームは例年は寺子屋塾生の方が多いのですが、今回は塾生ではない人の方が多かったです。

また、初めてインタビューゲームをやるという人もいました。

逆に塾生ではないながらもインタビューゲームの回数が10回になったという人もいて、それには時間の経過を感じました。

こういった参加者の構成に新鮮さを思いました。

初めての感じというのはやはり初めての人ならではだと思うのですね。

ここまでやってきた僕がどうやってもおそらくこなれた感が生じてしまうことでしょうから。

一方、繰り返してきた人だからこその問いや考えて実践してみることもあるわけです。

上にある参加者の感想も今回は抜粋ながら幅広く選びましたので、そういった多様さを読み取ってもらえたらと思います。

 

毎回「新鮮」と思うこと

先ほどの感想にも「新鮮」という言葉を使いましたが、大抵のインタビューゲームで僕は「新鮮」という言葉を口にしているかと思います。

自分がやったのとファシリテーターを務めたものを合わせたらもう40回以上はインタビューゲームの場にいるのですね。

それであっても未だに「新鮮」という言葉を発しています。

それに対してある参加者からいつも新鮮と言っているねと言われました。

はじめはさらっと心に引っかかることなく流れました。

ですがもう1回そのことを思い出した時に考えさせられたのです。

今までとは違う人もいたりいつもの寺子屋デイの参加者構成と違うことは確かに新鮮だと思います。

一方で、40回以上居合わせている自分に対してまだ道のことがあるはずだといった自己暗示的なものとして新鮮だと思い込もうとしていないだろうかということを思ったのです。

インタビューゲームから新しく得られることがだんだん減っていくことを恐れているみたいな。

実際は、両手で数えられるほどしか経験ないファシリテーターはもちろん、やることについてもまだ試したいことや新しいことはあるのですけどね。

それにしても「新鮮」ってよく言っていることを見出した方には観察力がすごいなと思いました。

 

ファシリテーターとして必ず答えないといけないか

 インタビューゲームのルールを説明をしている中で、質問がないか参加者に確認を取りました。

その際に、

話す方は「話さない自由」と「話す自由」があるのに、聞く方は「聞く自由」はあるけど「聞かない自由」がないのはどうしてですか?

という質問が挙がりました。

これは、

2.ルール
 ①何を聞いてもいい
 →聞き手に「聞く自由」を保障します。「これを聞くのは失礼かな?」というようなことでも安心して、聞いてみたいことは何でも聞いてみましょう。
 ②話したくないことは話さなくてもいい
 →話し手に「話さない自由」を保障します。聞かれた質問全てに答える必要はありません。話したくない時は安心して話さない意思を伝えてください。
 ③聞かれなくても話してもいい
 →話し手に「話す自由」を保障します。質問されていない時や質問以外のことを話したい場合でも話したいことを話してもらって構いません。

からのことでした。

ここで答えることもできたのですが、あえて答えませんでした。

それには2つの理由があります。

1つは今日の参加者です。

初めての人にとっても、繰り返してきたことでルールに目を向けるようになった人にとっても、どの人にとってもネタバレとなり、いいことってありますかということです。

もう1つはインタビューゲームのルールが介在している場だからです。

「聞く自由」「話さない自由」「話す自由」はインタビューゲームのインタビューにおけるルールであるわけですが、それが浸透する世界をこの場自体までに拡張するという解釈を僕自身が持ったのです。

ですのでファシリテーターでありながらも聞かれたことに対しての「話さない自由」を行使したのです。

 

 

 今回は写真の掲載許可を取ったので、いくつか載せようと思います。

 

 寺子屋デイの中でも案内させてもらいましたが、僕個人でのインタビューゲーム会の開催を5/28(日)にします。

よければどうぞご参加ください。

はじめての場所でやるので新鮮なことでしょう(笑)

www.facebook.com