大学時代から何かとあるごとに話をよく聞いてもらっている人がいるのですが、先日その人が働いている就労継続支援B型事業所を見学させてもらいました。
就労継続支援B型事業所というのは障がい等が理由で企業に一般就労することが
不安だったり困難である方に対し、働く場所を提供するところです。
もう1つあるA型とのちがいは雇用契約を結ばないことであり、利用者が比較的自由に働けるという利点があるようです。
piece for youという 特定非営利活動法人の会社が運営しています。
愛知県の西尾市にあるので名鉄を使いましたが、西尾駅から徒歩10分あれば行けるのと大通りに面していて分かりやすいところにあります。
事業所は「ゆい」「ピース」「はたらくLabo」の3つがあり、順番に見学させてもらいました。
その日は「ゆい」「ピース」ではガチャガチャの缶バッジの準備をしていたりインスタ投稿の代行をしていました。
数百円で遊べるガチャガチャですが、その裏ではこういった障がいを抱えた人が手作業で準備しているということを知るとどこか親近感というか社会貢献していると見ることもできますね。
それに検品作業も目視でされていて、実際に数個製品不良のものがありました。
遊んでいる人が気持ちよく入手できるのもこういった人たちのおかげなのですね。
また作業にあたってはもれなく確実にできるように、マニュアルや個数の計数などに工夫がこらされていました。
インスタの投稿についても宝石についての投稿については宝石のことについて調べた上で投稿されていました。
こういった様子を目の当たりにするとどうして人手不足なんてことがあるのかと思うのですけどね。
人の能力に問題があるのではないということですよね。
単純な作業以外にも可能な人は作業の納期や受注管理などもされているということも聞きました。
また、以前に投稿もした「べてるの家」の上映会にも出てくる「さをり織り」を実際に見ることもできました。
「ゆい」「ピース」では利用者の居場所という面もあるということだったのですが、それに対して「はたらくLabo」では特に企業就職に向けての訓練を積んでいるという話を聞きました。
この日は利用されている方が2人いたのですが、この事業所についてやここでやっていることの説明を利用者が説明してくれました。
これも適切な言葉遣いで人に伝える訓練になっているということでした。そういった意図があるということも分かったので質問もしてみました。
相手の人にしっかり伝えようと考えていることがよく伝わってきました。
また、普段訓練していることとしてはあるものを元の状態に戻すのにどれほど時間がかかるかということなどをされているということです。
手を動かしてやることだけでなく、自己分析のワークも取り組んでいて、自分の課題を発見してもいました。
そのワークのことを聞くと就労支援の場に限らず一般の会社でもやればいいのにと思うのはおそらく僕だけではないでしょう。
以前から就労継続支援B型事業所というものがあるということはいろんなところで聞いていましたが実際に見学できてよかったです。
随時見学も受け付けているようなのでよければ見学してみてはいかがでしょうか?
それからはじめて西尾に行きましたが、ゆとりを感じることができるいい街だなと思いました。