【らくだプリント 小4-6(続き)~13(続き)】
前回の投稿、割り算の商を見積もるという話からの派生での話になります。
このようなことを書きました。
割る数が2けたの計算に関して、一の位からの繰り上がりについて、
割る数が「31」であれば一の位からの繰り上がりは起こりえないです。
しかしこれが「39」となれば商が2であっただけで9×2=18と一の位からの繰り上がりが生じる、さらには商が大きくなるほど繰り上がりの数が大きくなるのです。
と書きました。
この一の位からの繰り上がり具合、それから上位の位のでの商立てに対してどれほど下がることになりそうかという見積もりが、実は確率の話につなげられるのです。
割る数の一の位が大きくなれば商を下げる確率が高くなることは前回からの引用からでも雰囲気は分かると思います。
そして上位の位での商立ての見積もりが大きい数であること、それから割る数の十の位については小さいと商を下げる確率が大きくなるのです。
具体的な例として「180÷29」を考えてみることにしましょう。
上位の位での商立ての見積もりはこの場合、18÷2で9となります。
ですがもし商が9だったとき、29×9で261と180に比べてかなり大きいことになるわけです。
それは9×9が81となり、繰り上がりが8も乗っかっているからです。
繰り上がりが8ということは割る数の十の位である2からしたら4個分ですからね。
結局「180÷29」の商は9ではなく6となるわけです。
今は極端めな具体例で説明しましたが、もっといろんな場合をやってみてグラデーションができることで連続的になってきます。
すると1つ1つだったものが1つの体系となるのです。
そこまで考えてみた時に自分に降りてきた新しい見方が確率だったのでした。
このことに気づいて考えたのはごく最近で、やっぱりまだ新しい発見は生まれるものです。