昨日の投稿でも書いた『世界でいちばん素敵な数学の教室』のことで、もう1つこの本を読んで考えたことを書きます。
それは「フラクタル」についての話です。
あまり聞き慣れない言葉ですがまたの名を「自己相似図形」と呼ばれることもあるものです。
実際にあるものでいうと雪の結晶やロマネスコ、シダの葉などがそれにあたります。
その図形の一部として、図形全体と相似な形を含むような図形というものですが、簡単にいうと一部にそのものが大きさを変えて連続しているようなものです。
フラクタルの1つで有名なコッホ曲線の書き方がウィキペディアで紹介されていましたのでよければ実際に作ってみてください。
この本の中で、フラクタルの話の切り出しにこのように書いてあったのです。
雪の結晶が人工的な図形に見えるのはどうして?
この1文を読んだ時に「えっ?」と思って「はっ!」と思ったのです。
僕はずっと雪の結晶がフラクタルということは知っていましたがそれを自然的な図形と思っていたのです。
僕はフラクタルというものは自然での存在が先にあって、その多数あるフラクタルの一部が人工的に作り出すことができるという見方をしているのです。
ですが「人工的」と表現されていたので驚いたのですが、フラクタルというのは人の手で作ることができることからかと納得しました。
フラクタルを自然の産物ととらえるか人が作り出すことができるものととらえるか、人によって見方がちがうことがあることにおもしろく思えました。