【らくだプリント 小3-29】
こちらの投稿にて「わかる」と「できる」の違いの話をしました。
ほかにもこのような例もあるなとこのプリントをやって思いました。
ここの割り算の筆算は3けた÷1けたながらもすべて割り切れる問題となっています。
これで3けた÷1けたの割り切れる割り算の筆算は本当に「できるようになった」と言えるのでしょうか?
最近、自分がスマホに入れている詰将棋のアプリに問題が追加されたので久しぶりにやりました。
その詰将棋をやる時によく思うことがあります。
それは、問題を解くうえでこれは詰ませられるということを前提にして詰将棋を考えているということです。
では実戦どうかというと、その状況で詰むかどうかは自分で判断しなければならないのです。
その判断を間違えれば詰ませようと思ったけど詰まず、大逆転されてしまったなんてことになりかねないわけです。
詰将棋ができるようになったからといって実戦でできるようになったとは限らないのです。
詰将棋をやって詰ませられるようになったはずだと思ってしまえば、それが「できる」の思い込みとなってしまうのです。
さて、割り切れる割り算の筆算の話に戻りましょう。
もうお気づきかと思いますが、このプリントだけで割り切れる割り算の筆算ができるようになったと思うのは時期尚早なのです。
その次のあまりのある割り算の筆算をやってみて時間がかかりすぎず正確に解けてようやく「できる」といえるのです。