今月は場面緘黙(かんもく)啓発月間のようです。場面緘黙とは家庭などでは普通に話すことができながら特定の場所では話せなくなってしまうものです。
恵まれたこと(と言っていいのか)に、大学生だった時に場面緘黙だった小学生に出会い、場面緘黙を克服したところも見ることができました。
今考えていることは、場面緘黙を抱えている人にとって今の状況ってどうなのだろうかということです。
僕自身がなったわけではないので憶測の話になりますが、場面緘黙の原因の一つは環境によるそうです。
強制がはたらくなどでプレッシャーがかかると緊張から話せないということがあるそうです。
そのような人たちにとって「自粛」とはどういった作用があるのかです。
克服させようとしている人の立場からすれば、機会が減ってしまったと言えるかと思います。
ですが当事者からすればこう言えることもないでしょうか?
無理やり行かされずに関わりを強制されることから解き放たれた。
例えばそれこそ学校で場面緘黙があったとします。しかし義務教育である以上、学校に所属しているならば行くことが強いられるでしょう。
それが「自粛」という社会の動きによって強いられずに済むのです。
先ほど書いたようにあくまで「憶測」の話でしかありませんが、「自粛」がプラスに作用する人もいるのではないでしょうか。