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【「障碍」の「碍」って?】

 ちらっと見かけて気になったのが下の記事です。兵庫県宝塚市で「障害」の表記を「障碍」に統一していこうという流れになっているようです。

www.asahi.com

 

 記事にもある通り「害」という字には害悪などのネガティブなイメージを持ってしまいます。障害という言葉の意味とは「活動に制限があること」であるのに。

 

 一方で、「碍」はどのような意味を持っているのだろうと思ったのです。これまでも「障碍」と表記することがあるのは知っていたのですが漢字字体の意味までは知らなかったのでした。調べてみると、訓読みは「さまた(げる)」と読むそうで、意味は「妨げる」の他に「支える」という意味も持っていました。それから熟語では「妨碍(ぼうがい)」もあり、「無碍(むげ)」もありました。

 

 万人が「障害」の表記であっても意味合いをちゃんと理解して正しく使えていればいいのですがそうでないから問題視されているわけです。だから変えることで意味合いへの注意を向けさせるという見方もできるのではないでしょうか。