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【なぜ360度?】

 算数・数学で、1周が何度かと聞かれるともう当たり前になっていると思うので「360度」と答えるでしょう。しかし360度なんて違和感を感じませんか?半分にしても180度、もう半分でも90度、さらに半分も45度、キリがいいとは言えませんよね。別に直角は90度でなく100度で直角二等辺三角形は50・50・100でいいじゃん!、と。なぜこのような中途半端な数なのでしょうか?

 

 この問いに即座にいやいやそんなことないでしょと思った人は分かっていますね。半分にしていくだけであれば100度でもいいでしょう。ですが角度は1直線を3等分すること、すなわち正三角形があるのですよね。それを考えると半周が200では割り切れなくそれこそキリが悪いことになってしまうのです。ですから3でも割れるようにと3の倍数も取り込んだ360度が使われているわけですね。360の約数は1・2・3・4・5・6・8・9・10・12・15・18・20・24・30・36・40・45・60・72・90・120・180・360と実に多くの約数を持っています。ですから基本的な角度は覚えやすいですし子どもでもなじめるのですね。

 

 ちなみにこれは古くから60進法の良さと天体を基にして考えついていたようです。すごいものですね。

なぜ円の1周が360度になったのですか? - きりのいい数字でも良か... - Yahoo!知恵袋

 

 一方でこれをやはり中途半端になることがあるということで180度=π、360度=2πというラジアン表記の世界があるわけで。