気分やさんの気ままなブログ

【具体と抽象(後編)】

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 昨日の投稿に引き続いて『具体と抽象』を読んで考えたことをまとめます。

 

具体と抽象の関係②

 昨日は具体か抽象かは基準に対してどちらであるのかと相対的に見なしているものだと考えました。今度は相対的にでなく絶対的に考えようと思います。つまりは究極的に具体な世界から究極的に抽象な世界までありどのように考えられるのかということです。この本ではピラミッド型で書いてありました。三角形で下が具体、上が抽象です。抽象の方がレベルが高いというわけですね。そして具体から抽象、そして抽象から具体へと上下に行き来しているのだと書いてありました。それを見た時に大方納得したと共に僕はもうすこし違ったイメージを持ちました。具体な世界は1つ1つの具体的な「点」が集まっている世界で、抽象は具体の上に広がっている「空」であり、それは膨張した空気「気団」のようなものではないかと思ったのです。そして具体の世界では横に動きにくいのに対して中小の世界では動きやすいものではないかと思いました。同じ10の応用力でも具体の世界で使うよりも抽象の世界でのほうが移動できてより応用させられるのです。そして抽象の世界から具体の世界へと再び降りてこれば遠くへ移動できているというわけです。図で表すとこんな感じ?

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たとえ上手は抽象化上手

 僕がよくすごいなと思う、この本や羽生善治さんはじめ、たとえが上手く様々なものを用いていることに対して言えることも書いてありました。それはアナロジー(類推)というものです。せっかくなので「君は太陽みたいだ」というありきたりな表現を例にとってみます(笑) この人の特徴はいろいろあるはずです。誰とでも気さくに話す人だったりクラスのムードメーカーだったり、きっとそんな人でしょう。そんないろいろある具体的な特徴をひっくるめて「明るい」という抽象的なものに変換しているのです。一方で明るいものということから「太陽」を連想しているわけです。そしてこの人と太陽を「明るい」という共通のキーワードを基にして結びつけたわけです。つまりは例え話が思い浮かぶ人はたくさんの具体的なものを探し出した上で抽象化させて共通項を探し出せているのです。

 

 

 このようなことを考えてみて、日頃から訓練してみようかなと思います。子どもに対していろんなバリエーションで説明できるに越したことないし!というわけで「あなたが好きなこと・もの」を何個でも、どこにでもいいのでコメントしてください!必ずできるという保証はできませんがブログの投稿の際にそれをたとえに用いて説明できるか挑戦してみます!仮に1人5個挙げてくれたとしても、20人来たとしても100個なので本当に何個でも構いませんのでお願いします!