気分やさんの気ままなブログ

【中田敦彦の講演会】

 昨日のことですがオリラジの中田敦彦さんの講演会に行ってきました。

 中田さんが出版した本『天才の証明』の中身になぞらえて一人一人が持っているはずの才能についての話をしました。「最強の防寒具」の話がすごく気に入っているようでそれを例に話をしていました。何かというと「最強の防寒具」はないけど「最強の防寒方法」はあるのです。どういうことかというと防寒着の組み合わせ方で、1着1着にはいいところ(才能)・悪いところそれぞれがあるもののそれらを組み合わせることでお互いの特性を活かし合い全体として抜群の効果を発揮するというものです。その上でオリエンタルラジオ、それから音楽のユニットRADIO FISHにおける相方藤森さんの才能を紹介していました。そしてこの話を聞いている時に気づいたのですが才能というものは自分で気づくものではなくて他の人から見て気づくものなんだと思いました。相手から見て思われる才能というのは自分にとってはごく当たり前なものなのです。だから自分の才能のことを考えてみて「オレ才能ないわ~」ってなってしまうのはごく当たり前のことでありそうやって考えること自体が実は見当ちがいなことなのではないかと思ったのでした。

 こうやって話をしている中でもっといろんなことを例に話をしていたのですがそれを聞いていて思ったこともあります。中田敦彦さんというと僕もそうでしたが「話が上手い人」という印象でしたが、それは表面上のことであってその本質というべき才能はどこにあるかというといろんなことに関心をもてるということと素直に疑問・違和感に思ったことを感じ取るところなのだと思います。言い換えれば当たり前だと思っていたことが打ち壊された時にとてつもなく驚く人なのです。それがいろんなところでわかりやすく話すためのネタという副産物になっているのです。

 それからルールについての話題も出ました。ルールと言われるとできることが限られてしまうというようなネガティブなものととらえてしまうこともあるとは思いますがこれに対する捉え方の転換をしていました。それは、制限を受ける分だけできることにそのできなくなったことが持っていたはずのエネルギーになるはずだという考え方です。転じてそうやって制限を受けた時に才能もいかんなく発揮されるのではとも言っていました。なので制限を受けることになんの抵抗をもっていないのがすてきに思えました。

 そしてこれは今後の人の見方に生かそうと思ったことで、中田敦彦さんは自分を「PERFECT HUMAN」だと言っていて、それと対峙するのが「人間だもの」だと言っていました。要するにPERFECT HUMANはすべてを完璧にやってやるという熱血系なわけですが「人間だもの」は何事も受け入れる系の達観視している人です。僕は今はかなり「人間だもの」な性格をしていますがPERFECT HUMANな性格ももっているのも事実なのでうまーくやりくりしていけたらと思いました。

 

 中田敦彦といえばオリラジでRADIO FISHもやっていてしくじり先生で話が上手かった程度しか知らず『天才の証明』を読んだこともなければネタも覚えてないしPERFECT HUMANを見聞きしたこともなかった(笑)上にたったの60分間のことでしたが人となりも知れておまけにPERFECT HUMANがどんな演出なのかまで分かったとてもおもしろい時間でした。