気分やさんの気ままなブログ

【成長という「変化」】

 「知らぬが仏」という言葉がありますがこれは災いごとに対してよく用いられていると思います。ですが知らない方がよかったと思うことは他にもあるのではないでしょうか?僕の場合、ワークショップ・コミュニケーション・ファシリテーション・リフレクション・数学、これらは今となっては僕にとって切っても切り離せないものとなりました。このブログでもよく書いているテーマです。ですがこれらを常に好いていたかというと頷けず、こんなこと考えることのない人生だったらどれだけ楽なんだろうと思ったことも何度かあります。コミュニケーションなんて生まれてからずっと意識を向けることなしに自然にしてきているものですが大学の頃にコミュニケーションという存在に気づき立ち止まって考えてしまったのです。これが専門に足を踏み入れるということなのでしょう。踏み入れるとそれまでのある意味平和な日常が、世界の色が大きく変わってしまうのです。戻ることのできない嵐の海に舟を進めるということなのです。

 同じように成長というものにも表と裏があります。それまでは無鉄砲にがむしゃらに失敗を恐れないでやっていたのが失敗やしてはいけないことが身につくとそれをしないようにと以前のような行動力は持てなくなってしまいます。

 

 しかし、もちろんですがこれらのことにはいい側面もあります。だから良くなったとか悪くなったとかではなく「変化した」ということなのです。「変化した」ということを受け入れることで先ほどみたいな不安定な心が調和されるのではないでしょうか。