気分やさんの気ままなブログ

【「らくプリ」その15-基本に立ち返ることで得られる気づき】

 久しぶりの「らくプリ」投稿な気がします。ようやく分数の四則計算から抜けて教材は6年生のものになりました。小数の足し算・引き算をやっています。

 

 で、計算をするわけですが、問題にはある指示が。「たて式(筆算)を書いて計算しなさい」。うわー、めんどくせー。それが率直な思いでした。確かに最後の方には答えが5桁ぐらいになるものもあって筆算の需要がありそうなものもありましたが大方の問題が筆算なしで十分にできるようなものだったのです。仕方なく筆算を書いてやってみました。

 しかしやってみると思いもしなかった筆算による気づきがあったのです。1つは答えを見つめ直す間ができたことです。筆算をしてでも計算ミスをしていたこともあったのですが、筆算をしてからプリントされていた式のところに答えを書くまでの間に違和感に気づき間違っていることに気づけたのです。もしかしたら筆算だったから計算ミスをしたのかもしれませんが、いつものように直接答えであれば気づき逃していたかもしれません。自然な間の作り方として筆算をすることでできるのかもしれません。

 もう1つが自分でも驚いたことで、自分が余裕でできる問題か間違えやすい問題かがはっきり感じ取れたということです。小数の足し算・引き算といえば正しく位をそろえて計算することが重要です。ですがじっくりやればできても自分のペースでやっていると対応させ間違えることが時々あります。筆算の式を書いてみるとその問題が対応させ間違えうるかどうかがはっきりと感じたのです。そこで試しに2回目はあえて掟破りして筆算を書かずにやったのですが先ほどのように感じ取ることはやはりできなかったのです。

 

 以前、割り算の筆算の時にもあえて途中計算を書くことで気づくことがありましたが、同じように今回の小数の計算も基本に立ち返ることで気づかされることがありました。時には基本に立ち返ることも大切で、かえって新しい気づきがあるものだとまた学べました。