気分やさんの気ままなブログ

【「どうして」と問うことはよくない?】

 児童館で学習支援をしていますが、年に3、4回、おおもとのNPOが主催で研修会が任意参加で開かれます。去年はタイミングが悪く参加していないですが2年前は1度参加しました。そして各研修会のレポートを読む機会がありました。

 

 その中に僕の中で引っかかったことがありました。それは何人かが書いていたのですが、「どうして」と子どもに訊くことについてでした。

人によっていろいろな言い回しでしたが、中には「訊かないようにしたい」というように書いていた人もいました。

 

 これってどうなんでしょう?確かに学習支援補正というか学校が合っていなかったり人間関係に悩んでいる子もいます。そのため学校以上に配慮は必要でしょう。

 

しかし「どうして」と訊いてはいけない、そうは僕は思いません。

「どうして」の弊害としては、YES・NOで答えられないオープンクエスチョンである上に、尋問のように相手に強迫感を与えることでしょう。それゆえに子どもとの距離が離れてしまうリスクはあります。

が、結局はその子との関係によるものなのです。十分に信頼関係を築けていれば関係が悪くなるというリスクはほぼないはずなのです。

むしろ「どうして」と理由をその子から聞き出せれば、それはその子のことを理解する大きな材料になるはずです。

 

 

 つまり大切なことは、相手との現状の信頼度を正しく読み、その上で現状にあった関わり方をしていって信頼関係を高めていくことなのだと思っています。

【味わった方がいいこととダメなこと】

2月の終わりごろにインタビューゲーム会に参加しました。

 

今回の相手の方は寺子屋塾の塾生でありお話したことがある上にお互い学校で働いている者同士なので、既にそこそこ知っている上に共通点も多い間柄でした。

 

 今回まず書きたいことは、インタビューゲームをやっている際に感じる「縁」についてです。ここ3回ぐらいから改めて大切にしようと思っていたことで、もっと前から書こうと思っていたほどでした。

毎回やる度に縁を感じます。今回はお互いに学校で働く共通点があり、インタビュー中はお互いに熱量が大きかった。前回はお互いに波が大きい人生をこれまで歩んできた。その前は共通の知人のことを意識しながらやった。

そりゃあ何かしら共通点はあるものだ、そう思う人もいるかもしれません。僕自身も少し前まではそうやって捉えていて、縁を軽視というかドライに思っていたことがありました。

しかし前回のインタビューゲームで楽しいという当たり前の気持ちを大切にしようと思ったのと同じように、当たり前に生まれている縁というものを大切にしたらもっと大きなことに気づけるのではないか、というのが今こだわっていることの1つです。

 

それから、今回は余裕のあるインタビューゲームだと思えました。

話し手の時に相手の人が聞いた後にメモをしているのに気づき話すのが早いかと気遣いできたり、時間的に最後の質問になるだろうと話し手ながら相手に最後にどのような質問がいいかと促したり、他のグループの人のカードの内容をメモできたり。

いつも以上にまわりの様子が見えていました。とてもいい状態だと自分で思えたのです。

・・・インタビューゲームの振り返りをするまでは。振り返りで相手の人が思っていたことを聞いていると自分がゲーム中に思っていなかった部分のことがありました。

満足してしまっていたのです、余裕があるのだと。相手の人が思っていたことに気づけたかは余裕があるからどうこうということではないです。しかし1つ明らかに言えるであろうことは、満足してしまったがゆえにそれ以上を考えよう、求めようという気持ちが持てていなかったのです。

よく考えてみたらこの状態、マンガで余裕ぶっこいているキャラがやられる負けフラグですもんね(笑)

余裕があることはいいことでしょうが、それに満足してはいけませんね。大反省です。

 

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ちなみに今回が17人目なのですが、19人目までは予定が立っているものの20人目はまだ決まっておらず、今まで積み重ねてきたのと同じ1回のはずなのになんか壁が立ちはだかっている感が。さっさとやってしまいたい。

 

やってみたいという人、気になっている人、自分を見つめ直したい人など目的は人によってさまざまでしょうが、随時募集しておりまーす。年度替わりなので生活環境が変わる人とかオススメです。

【角錐・円錐の公式の捉え方】

 さて今週の月曜日にやった授業の話を。以前の投稿のこの写真の正体です。

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 単元は中学1年生の立体の体積でした。まず柱体(角柱・円柱)をやった後に錐体(角錐・円錐)をやるという流れです。

 

柱体の話は比較的簡単で、V=Sh(体積=底面積×高さ)で求められます。線が面になったときの面積を求め方を拡張して面が立体になったとイメージすれば感覚で理解できるのではないでしょうか。

 

 で、問題の錐体の話。結論を先に言えば錐体の体積の公式はV=1/3Shです。言い換えれば同じ底面・高さの柱体と錐体であれば、錐体は柱体の1/3ということです。

久しぶりだと忘れている人もいるかもしれませんね。そう、忘れやすいのです。なぜなら1/3がどこから来たのかはっきりした根拠は高校での積分の話で分かることだからです。実際、僕が中学校で習ったときも1年後には忘れていました。だからこそ考えたことでもあります。

 

 では教科書はどう説明しているか?それは、まず同じ底面・高さの柱体と錐体の容器を用意します。そして錐体の方に水を入れて柱体に移すとちょうど3杯になるのだという話が書かれています。

・・・この話どう思いますか?確かにやろうとすれば実演することはできるかと思います。しかし、ある生徒も同じことを思ってくれたのですが、目で「ちょうど」が果たして分かるのか?そして生徒分は用意できず直接体験することなしに印象に残る話なのか?

 

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 そこでこれです。(授業した後に写真を撮り忘れたので再び家で組み直したのでマステで妥協させてもらいました) 底面が共に正方形、そして高さは底面の半分の長さの直方体と正四角錐を作りました。そして正四角錐は6つ同じものがあります。

では6つの正四角錐をくっつけるとどうなるでしょう?雑ですが下の写真のように立方体ができるのです。そして直方体と比べると立方体は2倍になっています。

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このことから

立方体=直方体×2=正四角錐×6

となるのです。つまり直方体は正四角錐3つにあたるのです。これも生徒が感づいてくれた。そして見方を変えれば静止角錐は直方体の1/3といえるわけです。

このようなことを説明するために10年以上ぶりの工作をやったのでした(笑)

 

この話も実のところごまかし話なところはあります。今のように特定の条件であれば組み合わせることから考えられますが、それ以外の場合だとくどい話になって模型でやれる話ではなくなります。ましてや円錐なんて刻みまくれと?・・・

 

過去の自分の話じゃないけど、1年後、2年後の受験のときまで少しでも覚えてくれていたらと思います。

【原作も読んでみた】

 ちょうど10日前に映画「聲の形」の感想をブログで書きました。

ただ映画を見た後にウィキペディアで調べてみたら映画は原作と異なっている部分があったり削られている部分があったりと癪に合わせて編集されていたことを知りました。

そして、毎週通っている寺子屋塾に原作の単行本が置いてあったので読み切りました。

 

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 原作を読んでみると映画で削られた部分が分かり、映画ではあまり組み込まれていなかった高校から合流したキャラクターの性格や過去の話も多くありました。

また、映画であったシーンでのキャラクターの心情がより丁寧に描かれてもいました。

そして、丸ごと抜かれていた映画製作の話が本当に青春だなと思えました。むしろ映画製作のことをなくしながら、映画はよく話をまとめて完結させられたなと改めてすごいと思えました。

 

 

 原作を読んでそれぞれのキャラクターへの好感度が大きく変わったので、ここでまた映画を見直したら見方が前とは変わることでしょう。

【普通の四角形も考えられるんだ】

 普段授業にはTTとして入っているのですが、2年生の数学の先生が修学旅行の下見で留守をするということで授業をさせていただける機会がありました。

 

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 内容は写真のプリントの通り「四角形の合同条件」です。図形の合同条件・性質が中心だったテストが終わったばかりということもあってこの話を持ってきました。

 

 教科書には三角形や平行四辺形の合同条件などは扱っているのですが、一般的な四角形の合同に関しては扱っていません。

しかし四角形の合同条件も三角形の合同条件の導入でやったことと同様、実際にコンパスと分度器で図形を描いてみることから考えることができるのです。(3つの合同条件の答えは一番下に載せておきますね)ヒントは三角形の合同条件は

・3つの辺がそれぞれ等しい

・2つの辺とその間の角がそれぞれ等しい

・1つの辺とその両端の角がそれぞれ等しい

 

でした。

 

そして、三角形では描けた事実から合同条件を挙げること止まりだったのですが四角形ではこの先があるのです。それは合同条件が適しているかの証明ができるのです。しかも証明には既にやった三角形の合同条件を使うのです。

簡単な流れは、合同になるはずの四角形を用意して、両方とも対角線で三角形2つに分断して、それぞれが合同だと言っていくのです。

 

45分という限られた中だったので授業は合同条件3つを探し出し、上のような証明の流れを1パターンでだけ簡単に紹介するにとどまりました。しかし、2年生の先生ともどこまで手が動くものかと不安もあったのですが、思った以上にどの子も自分から手が動いていまして逆に驚かされたほどでした。

感想は既習の内容で考えられたことや三角形に分断して証明すること、自分で合同条件を考え出せたことに対するものが多くて楽しんでくれたと思えました。

中には、三角形と同様に3通りだったことや使う辺・角の数が規則的という、一般的な多角形での規則性というこの話の核心に迫ることに感づいた子もいました。そこまで思ってくれる子が出るとは正直思っていませんでした。

 

 

 ちなみにこの話は大学の授業の中で1時間程度考えたことがあったのですが、まさかそれをやることになるとは。ですが中学生でも考えられちゃうわけですね。

 

 

 この話でほかにも話したいことがあるのですが、長くなってしまうので今回はこれまでで。

 

 

 

○合同条件の答え

・4つの辺と1つの角がそれぞれ等しい

・3つの辺とその間の2つの角がそれぞれ等しい

・となりあう2つの辺とその間と両端の3つの角がそれぞれ等しい

 

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【なんとかやりきった~】

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昨日作りかけだった工作が家でやるところまでなんとか終わりました。

写真のはブログのために最低限形にしたものなのでただでさえ雑なのにこの上なくひどい見栄えになっています。

右から正四角錐と直方体と正四角錐をくっつけての立方体の一部です。

 

さあこれを授業で使って何の話をするでしょう?答えは授業をしてからのブログで。その時に完成品の写真も載せようと思います。

【ドタバタ準備】

 今日のことも投稿したいところなのですが、明後日の授業準備に追われてます。明日は午前・午後共に予定が入っているためこの後も作ることに・・・。

 

 時間がないので、帰宅して作り始めたところから現状を写真でざっと紹介するのを今日の投稿にします。これを使って授業でどのような話をするのかはやってからにとっておきます。今週も授業をさせていただける機会があったのですが、順にという感じで。

 

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東急ハンズで工作用紙を買ってきました。(方眼の入った厚紙はあるか尋ねたのですがないと言われた・・・。自分で見つけたからよかったものの、合わないかもしれないけど提案してくれても・・・。)

 

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四角錐を作ろうとしていたけど途中で展開図を勘違いしていることに気づく。先生辞めて中学校から学び直してくるわ・・・。写真はそのミニサイズ版。

???「なんですか、これ?」

???「ゴミですか?」

 

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さらに寸法を勘違いしながらもそのおかげで用紙不足は回避できる模様。設計図って大事だね!

ここまで長時間かかったものの、1つ作れば複製できることに気づき大幅に作業が進む。人工ながらやはりコピペは偉大。

 

 

現状2つできました。(側面1面は後で付け加える)あとこれを4つと立方体か直方体を作って組み立てます。

【あたたかさと共に訪れるもの】

 2月も下旬になってもうすぐ3月になりますね。学校では3年生の卒業式のカウントダウンが始まっています。

 

 そして、驚くことに3年生で各クラス週4回ある中で2回TTで入っている数学の授業のうち1クラスがもう今週で最後でした。早いものですね。

そしてそのクラスでの授業終わりの号令で驚くことに僕のいる後ろの方に向き替えてお礼のあいさつをされました。さすがにそれは先生の根回しではないでしょう。

にぎやかなクラスでしたがなんやかんやしっかりしているなと感動してしまいました。

 

 だけどその後の、一部の男子からの「生徒手帳にサインください」は、来てくれること自体はうれしいけど、ふざけてるだろ!

卒アルなら分かるが生徒手帳って、絶対卒業したら捨てたりなくしたりするでしょ。俺のサインに値が付くわけないし、メルカリにも出すな!(笑)

【学校の中にある「パレートの法則」】

 ものごとを捉える時に、最近ある法則を用いて考えることがあります。それは「パレートの法則」です。今通っている寺子屋塾の井上先生から教えてもらいました。

 

 「パレートの法則」とは、ものごとの2割の要素が全体の8割を決定づけているという見方です。もっと簡単に言うと、核となっている少しのことで大部分のことが決定している、と言えるわけです。2割とか8割で?な人はこっちの方がしっくりくるかもしれません。

 

 それで何をパレートの法則で捉えたかというと学校での学級という集団についてです。高校の同級生と話していました。

2割とかの数字は正確というわけではないですがそれぐらいと考えると、40人のクラスであればクラスの雰囲気や特徴は40人の2割でだいたい8人でほとんどが決まるということです。

一応ことわりを入れておきますが、残りの人もないがしろにはしていないです。「ほとんど」なので残りの人だって全体に影響する部分はあるはずですから。

 実際に学校現場では聞く話だと中心人物など要素の強い人から選んでいくそうな。

 

 

 同級生で集まった時に昔のことを振り返りつつ、人気投票ではありませんが誰が「2割」にあたると思うかを投票してみても面白いかもしれませんね。

【ブログの種類ごとの印象の違い】

 ブログをやっているとある知り合いが、ブログの乗り換えをしました。もとはアメブロでしたがこれと同じはてなブログに変えたのでした。

 

 

 個人的に興味を持ったのは乗り換えた理由です。その人によるとブログサイトそれぞれのイメージが大きいという。

 

 彼のアメブロの印象としては、芸能人や主婦層が、投稿者のキャラクターの色が出ている素晴らしいもの、だそうです。キラキラしているとも表現しています。

 

 それゆえに乗り換えたそうです。確かにアメブロに対してはてなブログは万人が利用しているがゆえに素朴さがあると僕も思います。

 

 

しかしながら僕はどちらかというとそのままアメブロの方が合っていたんじゃないかなと思ってしまいました。

 

 真面目な話やダークな話をすることもありますが、そういう部分をカモフラージュするほどの自虐話がよく入っているのです。僕はそういうのができないからうらやましい限りのスキルなわけですが。

 

 僕の印象では、はてなブログは自虐話みたいなのを織り交ぜるよりはストレートにずかずかと主張する印象があります。逆にアメブロはユーモアある、いい意味で軽い印象です。

 

 

 

 僕も最初にブログを始める時にどれを使おうか考えたのですが、上のような印象からアメブロは候補にありませんでした。

 

 

 ブログ1つでも人によってイメージって違うんだなあと思いました。

 

 

 

そんな彼のブログもせっかくなので紹介しておきます。実のところ、僕がブログ更新が止まっていた時に彼がブログを動かし始めたのですが、それが僕がブログを再開させようと思い始めたきっかけの1つだったり。

coccoco.hatenablog.com