児童館で学習支援をしていますが、年に3、4回、おおもとのNPOが主催で研修会が任意参加で開かれます。去年はタイミングが悪く参加していないですが2年前は1度参加しました。そして各研修会のレポートを読む機会がありました。
その中に僕の中で引っかかったことがありました。それは何人かが書いていたのですが、「どうして」と子どもに訊くことについてでした。
人によっていろいろな言い回しでしたが、中には「訊かないようにしたい」というように書いていた人もいました。
これってどうなんでしょう?確かに学習支援補正というか学校が合っていなかったり人間関係に悩んでいる子もいます。そのため学校以上に配慮は必要でしょう。
しかし「どうして」と訊いてはいけない、そうは僕は思いません。
「どうして」の弊害としては、YES・NOで答えられないオープンクエスチョンである上に、尋問のように相手に強迫感を与えることでしょう。それゆえに子どもとの距離が離れてしまうリスクはあります。
が、結局はその子との関係によるものなのです。十分に信頼関係を築けていれば関係が悪くなるというリスクはほぼないはずなのです。
むしろ「どうして」と理由をその子から聞き出せれば、それはその子のことを理解する大きな材料になるはずです。
つまり大切なことは、相手との現状の信頼度を正しく読み、その上で現状にあった関わり方をしていって信頼関係を高めていくことなのだと思っています。