【連続投稿16日目 1537投稿目】
【作成日時:3/26 16:55~17:27、32分】
【らくだプリント 小6-24(1(続き)~3枚目)】
かっこのある四則混合の問題ですが、以前の投稿でも書いたように小学生と中学生では捉え方や解き方が異なる部分があります。
itasan-kibunyasan.hatenablog.com
かっこがついている部分の扱い方について、小学校では先に計算するものとなっています。
それに対して中学になると先に計算するものということに加えて分配法則というテクニックを得ます。
かっこの中の部分を計算しなくても、かっこの外についているものをかっこの中にあるもの1つ1つに作用させることで「かっこを外す」ことができるという方法です。
そして僕は本来このプリントの段階ではやっていない、かっこを外す方法を使って解きました。
ですがその解き方をらくだプリントを作った平井雷太さんはおそらく想定していないでしょう。
もしかしたら想定しているかもしれませんが、少なくとも「かっこを外す解き方」のためではないはずです。
するとこのようなことがありうるのです。
この問題を間違えてしまったわけですが、なぜ間違えたのでしょう?
途中式を省略して暗算している部分もありますが、かっこを外して解いたのです。
ですが
この*の部分の扱いが厄介なのです。
かっこを外すとなるとこの項の符号を考える必要があるわけですが、
この赤のマイナスの符号が作用することになり、青のマイナスの符号は関係するようでしません。
式のでき方からすれば「5」と符号が同じになるのですが、そのように考えていては時間ロスになる上に自分のリズムを損ないます。
そして「5」の符号の判断は式の中の左の方にあるので式を左から順に追っているということもあってたやすいのに対して、*は右の方にあって離れているのです。
なので間違えやすいのです。
ですがそもそもこの段階での解き方である「(小)かっこから先に計算する」解き方に沿ってやればさっきのような話にはならなかったのです。
逆にいえば中学に入って分配法則が登場したらこのような形の式はめったに登場しないでしょう。
登場することがあるならば「策士、策に溺れるな」というメッセージを伝えたい問題ではないかと思います。
その段階に応じたやり方で解くべきであるとは露も思っていませんが、意識する必要があることが増えて複雑にはなるように思います。
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