一昨日から「宇宙船地球号ミッション!」の振り返りを書いています。
【宇宙船地球号ミッション振り返り(その1-事前打ち合わせ編)】 - 気分やさんの気ままなぶろぐ
【宇宙船地球号ミッション振り返り(その2-子どもたちに起きていたこと)】 - 気分やさんの気ままなぶろぐ
昨日は子どもたちに起こっていたことを書きましたが、ワークショップの中で僕がどうしていたかということをふり返っていこうと思います。
1日目については昨日も書いたように、もう一人のMAと共に、参加者の子それぞれがとにかく思いのままに過ごしてくれたらなと思いました。
ただ1日目の終わりがけに、グループで最年長だった中2の子から「まともな意見がない・・・」と小さく言葉にしたのでした。
昨日も書いたようにこちらのグループの参加者3人は友だち同士でした。ただ学年は異なっていて、その子は面倒見がいいことに加えて人に合わせて過ごしているようでもありました。
そのような子が独り言ながら自分の気持ちを言葉にしたのでした。
このことを踏まえて大人組の間では楽しさも残しつつもう少し丁寧にやることも大切にしようと考えました。
ですがなんと2日目は、肝心のその子は不参加となったのでした(笑)
だったら別にそうやって気を遣う必要がなくなったとも見れますが、最初に今日の自分の状態を共有した時に僕の番に言ったことがあります。
それは「みんなのテンション高くて大変でーす」という自己開示です。
ファシリテーターという身でもありますが、対等な関係として心にあったことを話したのでした。
これは1日目のことがなかったら話していなかったかもしれません。
それにこれまででもこういったような自己開示はあまりしたことがありませんし、今回のような立ち位置では初めてのことではないかと思います。
そうやって話してみると賑やかしかった参加者2人が静かになりました。(しばらくしたら元通りになりましたけどね)
別に僕としては静かになってほしいと思ったわけではないのですが、こうやって人は影響し合うのだと改めて思いました。
僕としてもトライしたことでもあり、言ってみてよかったと思いました。
そうして2日目が始まったのですが、こちらのグループの人数は参加者が2人であったことに加えて、実は1日目に参加できなくなってしまったグラフィッカー(ER)も加わって参加者2に対して大人3という構成になりました。
ということで3人もいなくても回るようになったのでした。
加えて僕としてはカメラを持ってきていて取り組んでいる様子の写真も撮りたいということもありました。
ということで、MAという役割を手放して自分のグループから離れ、もう1つのグループとを行き来しました。
おかげでもう片方のグループの子たちとも仲良くなり、僕のカメラを使って写真を撮りたいということが生まれました。
が、これが昨日も書いたようにまさかのもう片方のグループでの喧嘩につながったのでした(笑)
2日目終わりがけのタイミングの出来事だったのですが、これを僕はその子本人にとっても好機とも捉えましたが、同時に僕たちの方のグループの子たちに話すこともできたと思えました。
実は2日目の途中で、こちらの子が「向こうのグループはすごいな」と言っていたのでした。
こっちはおちゃらけているのに対して向こうは指示に沿って一致団結して取り組んでいましたからね(笑)
その時に僕は「じゃあ僕たちはすごくないの?」と聞いてみたのでした。
すると「だってちゃんとやっていないもん」と言ったのでした。
・・・
ということを踏まえて、最後にMAとしてグループのみんなに伝えたいことを伝える時間にこのようなことを伝えました。
さっき向こうのグループがすごいって言っていたけど、実は今向こうで喧嘩になっているの知っている?
すごいって言っていたけど、そんな子たちが喧嘩しているよ?今はどうだろう?
でもこっちはずっと仲良く過ごせているよね?それって実はすごいことなんじゃないかな!
子どもたちに限らずでしょうが、人は本当に都合のいいことばかりを都合のいい見方ばかりで見ていますよね(笑)
これは結局は僕のファシリテーション観につながってくることでしょうが、参加者の子たちが気づいていなかった出来事・起きていたことや見方やを伝えるのが今回の僕たちの役目の1つだと考えていました。
2日目に欠席した子の保護者に資料を渡した時に伝えたことでもありますが、この2日間のことをどう捉えるかは参加者の子たち1人1人次第です。
ですが、普段とは全く異なる経験をさせてあげることができたなと思っています。