少し前にSNS上での誹謗中傷の法的措置についてが話題になりました。
あまり詳しくは見てないですが、メンタリストのDaiGoさんがツイートで誹謗中傷に対する裁判の準備を進めているとツイートしたことでそういった投稿が多く消されたということがあったようです。
認知度が高いがゆえにSNSながら匿名でない公開者に対して匿名である一般人。
知名度は公開者の方が高いながらSNSでは匿名性を用いることで一般人が攻撃できる手段を得たというのがこれまでです。
それによって弱い立場になってしまっている公開者を救うことができるかという事例だと言えるでしょう。
一定の効果はあると思います。現に誹謗中傷の投稿が削除されたのですから。(もう手遅れなんじゃねって思うけど)
ところが削除したということは、書きこんだ本人は自分が誹謗中傷をしているという自覚があるということなんですよね。
誹謗中傷なことを書いたことがないので、あぁ当人は自覚しながら書いているんだなと自分にないことが知れました。
なんですが、誹謗中傷する人を法にかけることが現実味を帯びてくることによって新たな問題が生まれるのではと思います。
それは、どこまでが誹謗中傷ではなくどこからが誹謗中傷になるかという線引きです。
先ほど自分は誹謗中傷なことを書いたことがないと言いましたがそれも「僕の中では」です。
書いた当人はしてないと思っても書かれた人が侵害だと思ったらどうなるでしょう?
子どもの学校レベルのことであれば書いた方に「相手はイヤに思ったみたいだからやめること」で解決することでしょう。
が、大人同士のいがみ合いとなれば両者の間で話が着かないことがあり、そこに第三者の弁護士が入ってくるわけです。
思いやりだけでは片づかない話になるのです。
それで一つ手を打ってもまた新しい問題が出てきて、結局キリのないことではないでしょうか?
そう考えると今回の手立ては、無意味なことではないですが、本質的な解決はまだされていないのです。
あ、これって誹謗中傷な内容じゃないですよね?(笑)