気分やさんの気ままなブログ

【「らくプリ」その35-「ミス3つ以内」というルール】

 昨日のブログで紹介したように進む基準の1つに、どのプリントでもミスは3つ以内、というものがあります。これは、1枚に100問近い問題数が出されることもある小学校のプリントでも今やっている1枚に1桁しか問題がない高校のプリントでも共通していることです。

 

 一見それって不平等だし理不尽なのでは?と思う人もいるかもしれません。しかし、高校教材に入ってから特に、不思議なことにこの設定は理に適っているなと思うようになりました。高校教材ですと問題数が少ない分、必要な計算の量、複雑さ、それから考えることの量、例えばこの問題を解くのにはどういう流れでやればいいか、なるべく簡単に計算するためにはどのようにすればいいか、この解は問題におかしくないか、この問題はどのようなことが問われているのか試しに図・グラフを書いてみる、などです。このように負担が多彩になってくると1つのことに集中することが薄れてきがちなのです。そういう時に約分ミスみたいな平凡な計算ミスをしてしまうのです。

 

 つまり1つのミスにはそれまでの流れの歪みの積み重ねの上に生じていると言えるです。このように思えた時、小学校レベルの何十問あったプリントでもミスが生じる時は全く同じで、それまでの問題を解いてきた中で歪みが大きくなってきていたのです。まるで地震のようですね。

 

 そのような考え方をしていることもあり、進む基準としてはミス3つ以内と設けられていますが、最近自分の中ではミス2つが判断のラインとなっています。3つミスした時は最近では進むことはまずないですね。2つでもさすがにこれはもう1度やり直すほどではないという時もありますが、2つのミスがそれぞれ同じ計算の部分でミスをしたという時にはもう1度やり直すということにしています。

 

 自分が進む基準で2つミス以内にしていることもですが、中にはプリントに取り組もうとしても体が動かないという他の人の話を聞くこともありますが、共通して言えるのは、与えられているままだと苦しくなるから、与えられたものを自分のもの・自分ごとにすることで解消されることがあるかもしれません。