気分やさんの気ままなブログ

【教育はルービックキューブ】

 前日の歓送迎会のダメージが残っていた状態ででしたが、学校での当たり前となっていることを問い直して多様な教育の形を考える、といった内容の企画に参加してきました。自分はというと、学校の中で働いてはいるものの非常勤ですしまだ1年目が終わったばかりだったので現場のことはまだそれほど、という身だったので他の人の意見を通して学校がどのようなところなのかを考えていけたらなと思って参加しました。意見交流をしていて面白いと思ったことを2つほど。

 

 1つは、学校の制度や子どもたちの生活規則から入った話でしたが、もっと教育を広く柔軟な形で考えられるようになると子どもたちが生きやすくなるだけでなく親も、それから地域にまで波及して生きやすい社会にできうるのだなということです。学校という教育の形が絶対的となってしまうと子ども、それから親も心にゆとりがもてない状況になってしまいます。それゆえに子どもはいじめ・不登校など、親は虐待・いわゆるモンスター化につながってしまうのでは。そこに別の選択肢が生まれることで子どもたちも行かされるのではなく自分で好きな生き方を考え選ぶことができ、親も子どもを適した場所に送り出せることで安心をすることにもつながり心の余裕ができるのだろうと話し合っていました。なによりもそのような社会の方が僕は面白いのではないかと思います。教員も楽にというと語弊がありますが、どこが枷が外れてやりやすくなるのではないかと思います。そして社会が多様になれば一層お互いの協力・連携が大切だという方向になってくると思うので地域レベルで変化が起きてくるのではないでしょうか。

 

 もう1つは教育というのはルービックキューブなのかなと思いました。学校教育の中にある要素を取り出してはそれを代替する方法がないかを考えていったのですが、話し合っていて面白いなと思ったのは、目的がそれることなく結果として全体で教育の要素を満たしていればいいという考え方をしてみると、まるでKJ法のように、1つ1つの要素同士のグルーピング、組み合わせ方を変えることで別の教育方法が作り出せたのです。最初にルービックキューブだと表現したのは、学校教育はルービックキューブでいう全部面が正しく揃っている状態なのではないかと思います。ですがルービックキューブってガチャガチャ回していろいろな状態を作り出せます。ブロックを取り外して位置関係を崩壊させてはダメという原則さえ守ればいいのです。

 

 様々な所属の人が集まって楽しい時間でした!