今、週1で児童館での学習支援をやっていますが、その研修会というものがあったので参加してきました。講師の方は教師を務めていたことがありつつ今は心理学を専門として教育に関わることに携わっている方でした。そのため、学習支援者として心がけるいろはだけでなく子どもとのコミュニケーションに関する細かいスキルも織り交ぜた話で充実した時間になりました。
○「うなずき」と「あいづち」の違い
・・・と尋ねられて確かになんだろうと思いました。ただなんとなくの印象が合っていて、「うなずき」は声のない首を上下に振る非言語の動作で「あいづち」は「うんうん」とか「へぇ~」といろいろある声を出して反応するものでした。ただGI時代に「あいさつ」「あいづち」「うなずき」「笑顔」「お礼」を教えられた時に学んでいたことだったかも← ただ同じあいづちは連続して3回までにしておくべきだと教えてもらいました。要するに同じようなあいづちをしているとただ声を出しているだけで実際は頭に入っていないということが考えられるということでしょう。これを知っておくと自分があいづちする時に気を付けるだけでなく、相手が連続で同じ様子だったら相手の集中力が切れているのかなとか頭が追いついていないんじゃないかとか考える材料にもできると思いました。
○タブレット端末を利用した学習のデメリット
今日、教育のICT化が振興していますが長所ももちろんありながらもデメリットもあるのですが、意外なデメリットの話がありました。それは脳のはたらきから捉えると板書を見たり写したりする能力が低下すると言っていました。板書を見て写してというと視点が遠近に動くわけですが、タブレットの利用が過剰すぎると視点がタブレットに集中してしまい視点の遠近運動が減少してしまい結果近くを見たり遠くを見たりすることに悪影響を及ぼすそうです。
○ほめることについて
研修会の中ではひたすらほめることを通して自己効力感(自信)を持たせることの大切さを伝えてきました。もちろんそれは大切なのですが、一方でただほめるだけでいいわけではないことも知っていました。その上で考えたことが、この場に来る子どもたちにとってはまず何よりもほめて自己効力感を持ってもらうことが大切なのだと思いました。学校で子どもたちに対してひたすらこんな様子ではおそらくやってられなくなるでしょう(笑) だからこそほめるという行為は時と場合に応じて適切にする必要があるものだと改めて分かりました。
○非言語コミュニケーション
非言語コミュニケーションには表情・笑顔・アイコンタクト・ジェスチャー・声のトーン・話すスピードなどいろいろあります。これらを意識してコミュニケーションをするのですが、相手と2つ以上の要素を同じレベルに合わせることが大切なようです。意識はこれまでもしていましたが合わせるということはあまり考えたことがなかったので心がけてみようと思いました。またレベルを合わせてからそのレベルを変化させることで相手をうまーく調子を上げたり落ち着かせたりもできるみたいです。
学習支援の場面に焦点を当てた話でしたがもっと広く教育全般、日常のコミュニケーションレベルで使えることですごくタメになりました!